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Karl Lagerfeld

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カール・ラガーフェルドの略歴 career
1950年代から現在のカール・ラガーフェルドの写真、スタインウェイのピアノ、H&Mとのコラボ、アウディ・フォーラムの写真展、VOLVO(ボルボ)の広告などはこちらから。
コラボ collaboration
マイセン×カール・ラガーフェルド
カール・ラガーフェルド コラボのモデル
ここではCoca Cola Lightのボトル、tokidokiのミニ・カール、Steiffのカールのティディベア、フォトグラファーのカールのフィギュアが紹介されている。

Karl×Lenôtre
デザイナー× 「ブッシュ・ド・ノエル」
FENDI
インタビュー
ハーパース・バザー誌 2009年
写真家カール・ラガーフェルド

Karl×Dom Perignon
Dom Pérignon Vintage 1998
ドンペリ Rose Vintage 1996
Dom Perignon Oenotheque 1993
Moët & Chandon×Karl Lagerfeld

Numero ヌメロ
ヌメロ誌 カール・ラガーフェルド

写真展
2010年 Karl Lagerfeld, parcours de travail

2008年 ア・ロンブル・デュ・ソレイユ A l’ombre du soleil(太陽の陰で)

シャネル CHANEL
DVD
Signé Chanel サイン シャネル
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シャネル 宮廷の威光と王家の儀式
CHANEL Paris Fashion Week
*シャネル・ニュース
シャネル 2011 春夏コレクション
Spring Summer 2011 Collection
*Métiers d’Art メティエダール

CHANEL 2008「パリ−モスクワ」
画家 リューボフ・ポポーワとシャネル

CHANEL 2009「パリ−上海」
ショートムービー シャネルの夢
ココ・シャネル
*Gabrielle Bonheur Chanel

ココのビジュウ
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ショスタコーヴィチ ジャズ組曲から アンドレ・リュウの第2番第2ワルツ The Second Waltz
music / SAI

ショスタコーヴィチ(Dmitrii Dmitrievich Shostakovich)のジャズ組曲第2番第2ワルツが好きだ。

Andre Rieu - The Second Waltz (Viennese Waltz)

音楽家アンドレ・リュウのステージは凄い。遊園地での演出など、本当に音楽を楽しめるし衣装も楽しめる。

André Rieu's World Stadium Tour: biggest stage ever to go on tour!

寺井尚子さんの「ジャズワルツ」は、ショスタコーヴィチの第2番第2ワルツからの編曲で、あれを聴いていると絶望的になる。それも悪くないけど。

だが、アンドレ・リュウのヨハン・シュトラウス・オーケストラの演奏は、ショスタコーヴィチ ジャズ組曲第2番第2ワルツを、観客は口ずさみ、ダンスを踊りだし、パーティーの余興のように楽しめる。


僕の好みは偏っている。でも楽しいことも大好き。

André Rieu - In Wonderland

まるで中世時代の見世物小屋で演奏する。酒を飲みながら踊り、歌う人々の間での演奏。

Second waltz, Cinderella Waltz ショスタコーヴィチのジャズ組曲第2番第2ワルツ

ちなみにアラン・ドロンの「黒いチューリップ」の動画に、このショスタコーヴィチのジャズ組曲第2番第2ワルツが使われていたのがあった。なんで?

記事 アラン・ドロン デュマの黒いチューリップ vs ジョンストン・マッカレーの怪傑ゾロ


もともとミハイル・カラトーゾフの映画「第一軍用列車」(1955年)の映画音楽として、ショスタコーヴィチが作曲した。

カザフ草原の厳しい霜と春の泥流。その地はカザフスタン。そこに楽隊たちのような面々が列車に乗って到着する。彼らはたぶんコムソモール(旧 全連邦レーニン共産主義青年同盟)の人々ではないかと。

開拓のために最初の列車で最初の人々の生活とロマンスの話のようだ。(ロシア語とっても苦手だから)

とにかく最初の開拓の人々の困難と、生活を楽しもうとする人々が、ロマンスやらなんやら、最後は野火で、剥離された若者たちがどうにかこうにか納まるハッピーエンド。



オレグ・エフレーモフ?(1927−2000)


次の動画のリンク先 Первый эшелон (1955) 6/8 でショスタコーヴィチの第2番第2ワルツが流れた。

Первый эшелон (1955) 1/8
Первый эшелон (1955) 2/8
Первый эшелон (1955) 3/8
Первый эшелон (1955) 4/8
Первый эшелон (1955) 5/8
Первый эшелон (1955) 6/8
Первый эшелон (1955) 7/8
Первый эшелон (1955) 8/8

カザフスタンは、ソ連時代の1940年代後半にセミパラチンスク核実験場が設置されたところ。ミハイル・カラトーゾフのは、映画「第一軍用列車」で、何を訴えたかったのか、よくわからない。

1917?18年?のロシア革命後にカザフスタンはロシア(旧ソ連)の支配下にあり、ソ連崩壊後に共和国となった。

1955年、この映画が制作された年の前年にスターリンが死んだ。実権を握ったフルシチョフは、カザフスタンの処女地開拓を行った。この当時のカザフスタンの首相はブレジネフ。

その過渡期の作品で、プロバガンダなのか、どうなのかってとこ。現在のこの映画の社会的位置はどういったところだろうか。


また、トラクターの開発もこの映画の中で扱われている。農業用としてだが、この当時は農業用と称して、戦闘用の牽引車が開発されていた時代。

とにかく、この映画は妙に気になる。

さて、ショスタコーヴィチは「悲劇の作曲家」なんて言われているのが、この過渡期の時代。「自らが求める音楽と体制が求める音楽」というのが、「スターリンの生前と死後」になる。

スターリンの生前は社会主義リアリズムで、形式において民族的、内容において社会主義的な音楽を作曲。

この映画「第一軍用列車」は共産党賛美の作品だと思われる。

そしてスターリンの死後、交響曲なんかを発表。「自らが求める音楽」なんだね。ふーん。

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謎の変奏曲 Enigma Variations (エニグマ変奏曲)
music / SAI

僕はエルガーは「威風堂々」が好きだ。特にアンソニー・ペイン(Anthony Payne)によって補筆されて完成した第6番。

それをalei が記事にしちゃった。全曲(第6番まで)その記事から聴ける。悔しい。

記事 威風堂々

だから、エニグマにした。少年ジャンプの「エニグマ」じゃないから。かつこれは手抜き記事。wiki引用+YOU TUBE のみ。

このエニグマ変奏曲は「独創主題による変奏曲」(Variations on an Original Theme for orchestra)が正式名称だって。


wikiから引用

変奏曲には2つのエニグマが込められているという。第1のエニグマは「この変奏曲は、主題とは別の、作品中に現われない謎の主題も使われている」というエルガーの発言に基づいている。「謎の主題」の意味を旋律であると解釈するなら、この謎は今も解けてはいない。第2のエニグマは各変奏に付けられたイニシャルや略称などの該当人物であり、謎解きはすでにほぼ完了している。


主題
アンダンテ、ト短調 Theme (Andante)


「謎の主題」の謎解き(wikiより引用)
エルガーは「すべての変奏の基盤となっている、もう1つの聞き取ることのできない主題が存在する」と記述している。

その謎については説明しまい。その「陰の声」については想像できないようにしておこう。諸君に警告しておくが、変奏と主題の明らかなつながりは、しばしば、ごくわずかなテクスチュアの問題でしかない。もっと言えば、曲集全体を、もう1つのより大きな主題が貫いているのだが、それは演奏されないのである。(中略)かくて基本主題は、その後の展開においてさえ、決して登場せず、(中略)その主要な性格は決して表舞台には出てこない。

エルガーは「隠された主題」がそれ自体、有名な旋律の変奏であるとも仄めかしている。完全に合点がつくような謎解きは未だに1つも出されていない。英国国歌「国王陛下万歳」とする説、スコットランド民謡「オールド・ラング・サイン」(蛍の光)であるとする説、「エニグマ変奏曲」の初演コンサートで一緒に演奏されたモーツァルトの「交響曲第38番”プラハ”」がそうだとする説、など。あるいは「隠された主題」とは、「エニグマ変奏曲」中の他のいくつかの旋律と対旋律になりうるが、旋律線の形をとっていないもののことではいかとする向きもある。

有力な仮説は、「ルール・ブリタニア」の歌詞“never, never, never”に該当する部分であるとする説である。エルガー自身の記述にも、それを仄めかすような言葉、とりわけ「かくて基本主題は」以下の「決して……ない」(never)を繰り返すくだり、が見受けられるからである。

 



愛妻キャロライン・アリス・エルガー


wiki より引用
第1変奏 L'istesso tempo "C.A.E." ト短調
作曲者の愛妻キャロライン・アリス・エルガー(Caroline Alice Elgar)の頭文字。

第2変奏 Allegro "H.D.S-P." ト短調
ピアニストのヒュー・デイヴィッド・ステュアート=パウエル(Hew David Stuart-Powell)。エルガーとともに室内楽を演奏した。歯切れのよい跳躍的な旋律は、彼が指慣らしにピアノに触れる様子を描いている。

第3変奏 Allegretto "R.B.T." ト短調
リチャード・バクスター・タウンゼンド(Richard Baxter Townsend)。アマチュアの俳優・パントマイマー。声質や声域を自在に変えることが得意で、それが音楽にも反映されている。

第4変奏 Allegro di molto "W.M.B." ト短調
グロスターシャー州ハスフィールドの地主で、ストークオントレントの開基に寄与したウィリアム・ミース・ベイカー(William Meath Baker)のこと。彼はとても精力的な人間だったので、変奏もトゥッティによる激しい雰囲気をもっている。

第5変奏 Moderato "R.P.A." ハ短調
ピアニストのリチャード・P・アーノルド(Richard P. Arnold)、大詩人マシュー・アーノルドの息子。

第6変奏 Andantino "Ysobel" ハ長調
スペイン語風のイソベルとは、エルガーがヴィオラの愛弟子、イザベル・フィットン(Isabel Fitton)に付けた愛称。第6変奏でヴィオラ独奏が活躍するのはこのためである。

第7変奏 Presto "Troyte" ハ長調
建築家アーサー・トロイト・グリフィス(Arthur Troyte Griffiths)のこと。ピアノを弾こうと頑張ったが、なかなか上達しなかったらしい。不向きなことに熱を上げるグリフィスの姿が描かれている。

A complete version of Edward Elgar's "Enigma Variations" Op. 36 (No. 1-8) 
Theme (Andante)
C.A.E (L'istesso tempo)
H.D.S.- P. (Allegro)
R.B.T. (Allegretto)
W.M.B (Allegro di molto)
R.P.A. (Moderato)
Ysobel (Andantino)
Troyte (Presto)

第8変奏 Allegretto "W.N." ト長調
ウィニフレッド・ノーベリー(Winifred Norbury)。エルガーからのんびり屋と看做されていたので、かなり打ち解けた雰囲気で描かれている。変奏の結びにおいて、ヴァイオリンの1音が、次の変奏に向けて引き伸ばされている。



 



The Enigma Characters エニグマの肖像




第9変奏 Adagio "Nimrod" 変ホ長調
「ニムロッド」とは、楽譜出版社ノヴェロに勤めるドイツ生まれのアウグスト・イェーガー(August Jaeger, 英語式にはオーガスタス・イェイガー)にエルガーが付けた愛称。ふつう英語の「ニムロッド」は、旧約聖書に登場する狩の名手「ニムロデ」を指すが、この愛称は、ドイツ語の“イェーガー”(Jäger)が「狩人」や「狙撃手」に通ずることにちなんでいる。エルガーは第9変奏において、イェーガーの気高い人柄を自分が感じたままに描き出そうとしただけでなく、二人で散策しながら、ベートーヴェンについて論じ合った一夜の雰囲気をも描き出そうとしたらしい。

第10変奏「間奏曲」 Allegretto "Dorabella" ト長調
ドラベッラ(きれいなドラ)とは、ドーラ・ペニー(Dora Penny)の愛称。彼女はウィリアム・ベイカー(第4変奏)の義理の姪で、リチャード・タウンゼンド(第3変奏)の義理の姉妹にあたる。木管楽器は彼女の滑舌や笑い声の模倣であるとされる。

第11変奏 Allegro di molto "G.R.S." ト短調
ヘレフォード大聖堂のオルガニスト、ジョージ・ロバートソン・シンクレア(George Robertson Sinclair)のことだが、つきつめて言うと、音楽に描かれているのはシンクレアの飼い犬ダン(Dan)である。このブルドッグはワイ川に飛び込んだことがある。

第12変奏 Andante "B.G.N." ト短調
ベイジル・G・ネヴィンソン(Basil G. Nevinson)は当時の著名なチェリスト。このためチェロが主旋律を奏でる。後にネヴィンソンに触発されて、エルガーは自作のチェロ協奏曲を作曲することになる。

A complete version of Edward Elgar's "Enigma Variations" (No. 9-12) 
W.N. (Allegretto)
Nimrod (Adagio)
Dorabella (Intermezzo: Allegretto)
G.R.S.(Allegro di molto)

第13変奏「ロマンツァ」 Moderato (***) ト長調
文字で示されていないため人物を特定することは困難で、今なお真相は解明されていない。しかしながら、メンデルスゾーンの演奏会用序曲「静かな海と楽しい航海」からの引用楽句が含まれることから、当時オーストラリア大陸に向かって旅立ったメアリ・ライゴン夫人(Lady Mary Lygon)のことか、もしくはかつてのエルガーの婚約者で、1884年にニュージーランドに移民したヘレン・ウィーヴァー(Helen Weaver)のいずれではないかと推測されている。

第14変奏「終曲」 Allegro Presto "E.D.U." ト長調
エルガー自身。E.D.U.はすなわち「エドゥー」(Edu)に通じ、これはアリス夫人がエルガーを呼ぶときの愛称であった。第1変奏と第9変奏の余響が聞き取れる。

A complete version of Edward Elgar's "Enigma variations" (No. 13-15)
B.G.N. (andante)
Romance (moderato)
XIV. E.D.U. (allegro presto)

第2のエニグマ(謎)は、イニシャルの該当人物が明らかになっているが、「音楽的肖像」だという。

はい、そうですか。わかりました。


追記

 
画家や作家、音楽家はよく友人たちに献呈してるけど、エルガーはエニグマ以外にも献呈してる。

たとえば、4つの無伴奏合唱曲 op.53(4 unaccompanied part-songs op.53)もそのひとつ。

There is Sweet Music(甘い調べ)
詩:アルフレッド・テニスン(Alfred Lord Tennyson)
to my friend Canon Gorton(キャノン・ゴートン)

Deep in my Soul(私の心の奥深く)
詩:ジョージ・ゴードン・バイロン(Byron)
to Julia H. Worthington(ジュリア・H・ワーシントン)

O Wild West Wind(冬来たりなば春遠からじ)
詩:パーシー・ビッシュ・シェリー(Shelley)
to my friend W.G.McNaught, Mus. Doc(W.G.マックノート)

Owls(An Epitaph)(碑銘)
詩:エドワード・エルガー(Elgar )
to my friend Pietro D'Alba(ピエトロ・ダルバ)

この4つの合唱曲は、桂冠詩人のテニスンや著名なバイロンなどの詩。ほかには2つの無伴奏合唱曲71番、73番も友人に献呈している。

さて、「私の心の奥深く」をエルガーはジュリア・H・ワーシントン(Julia H. Worthington)に献呈したが、このアメリカ人女性には、この作品だけではなく、ピッパ (小惑星)も献呈した。エニグマ変奏曲の第13変奏「ロマンツァ」も、もしかすると・・・という説があるらしい。

第11変奏 Allegro di molto "G.R.S." ト短調は、ジョージ・ロバートソン・シンクレア(George Robertson Sinclair)の愛犬ダンを飼い主よりイメージしているらしい。ヘレフォードの川辺にも、このブルドックのダンの木彫りの彫刻がある。ワイ川に飛び込み、溺れそうになっているダンをエルガーが曲に用いてから有名犬になったらしい。


 



Così fan tutte K.588




第10変奏「間奏曲」 Allegretto "Dorabella" ト長調は、ドラベラと呼んでいたドーラ・ペニー(Dora Penny)に献呈。リチャード・タウンゼンド(第3変奏)の義理の姉妹になり、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ(女はみんなこんなもの)」(Così fan tutte K.588)に登場する姉妹ドラベッラにちなんで呼んでいた。だったらこれは「コジ・ファン・トゥッテ(女はみんなこんなもの)」なんじゃないの?

このエルガーの「エグニマ変奏曲」は、1899年に完成した。誰もがこの「エニグマ変奏曲」をイイって言っている。指揮者のハンス・リヒター(Hans Richter 1843 - 1916)も高く評価し、1899年7月19日にロンドンのセント・ジェームズ・ホールで初演。

いったいどこがいいの? 謎(エニグマ)がなかったら、僕はまったくの関心のない曲。基本、嫌いです。

陰鬱、憂鬱で、肖像の人物たちがみんな同じに思えてくるのは、きっと僕だけだろう。

全曲聴いて謎の手がかりをつかもうと思ったけれど、正直、この曲を長く聴くことができなかった。拷問に耐えられなかった、つまらなくて。
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ショパン 幻想即興曲 1834年 原典版
music / SAI

ピアノ曲幻想即興曲 作品番号66の現在の版は、ご存知のようにショパンの死後にユリアン・フォンタナが改稿したもの。

1951年に、アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)が弾いているショパンの幻想即興曲は自筆資料からの初校「即興曲」だ。

Chopin Fantasie Impromptu 1st Draft (1834) Rubinstein 1951

これがフレデリック・ショパンが1834年に作曲したピアノ曲(幻想)即興曲 作品番号66([Fantaisie]-Impromptu Op. posth. 66)で、改稿したものとどこが違うのだろう。

幻想即興曲 嬰ハ短調 (遺作) 1835/ [Fantasie-]Impromptu cis-Moll Op.66(ショパン自筆浄書によるエステ公夫人への献呈)
Fryderyk Chopin - Impromptu cis-moll Op. 66 - Fantasie Impromptu - Janusz Olejniczak( ヤノシュ・オレイニチャク)

ヤノシュ・オレイニチャクの演奏 作品番号なし(作品群B)のショパンの幻想即興曲(ウィーン原典版 ヤン・ エキエルによるナショナル・エディション46)
Fryderyk Chopin, "Fantaisie-Impromptu" WN 46  - Janusz Olejniczak

ユリアン・フォンタナ(Julian Fontana)版 作品番号66
Chopin Fantasie Impromptu Final Version (1835) Rubinstein

なんか子供も素人の大人も弾くユリアン・フォンタナ(Julian Fontana)が改稿した幻想即興曲。不思議だがプロのピアニストも、ショパンの完成作品ではないと知っていて、演奏を再生している。

wikiによると


ユリアン・フォンタナがショパンの遺品の中にあったこの曲に手を加え、「幻想即興曲」と題して1855年に出版した。ショパン自身は単に即興曲と題したのみであった。ショパンは「自分の死後、この楽譜を燃やして処分して欲しい」と頼んだが、フォンタナが遺言にそむいて公表したとも言われる。(wiki 幻想即興曲) 

Julian Fontana

ユリアン・フォンタナ


現在ではショパン作品の校訂者ならびに出版者として顧みられており、とりわけ独自の改訂による「幻想即興曲」はいわゆるフォンタナ版として、原典版や初版以上に広く人口に膾炙している。しかし、ショパンの自筆譜や筆写譜の研究が進むと、フォンタナはショパンの作品をむしろ改悪したと見なされるようになった。(wiki ユリアン・フォンタナ)



アルトゥール・ルービンシュタイン


1962年、ピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインがこの曲の自筆譜を発見し出版した。自筆譜はフォンタナが出版したものとはテンポ、アーティキュレーションなどに相違点が多くみられる。たとえば、第1部の左手三連符に1拍ごとにアクセントが付く事などである。その後、ルービンシュタインが発見した決定稿、そして他の筆写譜から復元した初版がウィーン原典版58集(音楽之友社、ISBN 4276400589)に掲載されている。(wiki 幻想即興曲) 


たとえば、左手三連符に1拍ごとにアクセントが付く事・・・。そうなんだ・・・。ふーん・・・。そうなの・・・。

そうそう、YOU TUBEで、ルービンシュタインのラ・カンパネラが、実は清水和音が弾いているものだという動画がある。

ルービンシュタインだと思ってアップした人は、なんだか狐に抓まれる気分だっただろう。たぶんルービンシュタインの当時の年代の録音を知らなければ、不思議に思わないだろうな。

つまり、リストの幻想即興曲が改訂版だと知らない人が増え、原曲を聴いても「違い」がわからない時代になった。

同様にリストのラ・カンパネラが何曲もあるが、特に有名な大練習曲の「ラ・カンパネラ」と超絶技巧練習曲「ラ・カンパネラ」の区別がない人も少なくない。

フィクションもノンフィクションも同じく。絵画では贋作と真作。コピーとオリジナル。

知らない方が悪いのか、ホント、いまの世の中は狐に抓まれる。

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バッハ 「心と口と行いと生活で」
music / SAI

alei が、パッヘルベルのカノンほかの記事をアップしたなかで、パッヘルベルのあとの世代のバッハのカノンやフーガも紹介していた。(ひとつリンクはずれてんだけど)

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)では、ゴルトベルク変奏曲(BWV988)をもっともよく聴いているが、お馴染みの曲で、どこでも流しているく「主よ、人の望みの喜びよ」はあえて聴いていない。

だから今日はそれを記事にした。

「心と口と行いと生活で(Herz und Mund und Tat und Leben)BWV147」は、全10曲の教会カンタータ。ほとんどの人がコラールが第6曲、第10曲は知っているとおり、「主よ、人の望みの喜びよ」で馴染み深い曲。

この曲は、バッハがスライドトランペットを使用した曲でも有名。1曲目の「心と口と行いと生活で」(合唱)、6曲目の「イエスこそわが喜び」(コラール合唱)、9曲目「われは歌わんイエスの御傷」、そして6曲目と同じメロディーの10曲目の「主よ、人の望みの喜びよ」に使用されている。

それでトランペットとオルガン演奏を選んでみた。

Jesus bleibet meine Freude BWV 147, Johann Sebastian Bach, Marco Frizenschaf, Felix Ketterer

Trompete: Marco Frizenschaf, Orgel: Felix Ketterer

合唱つきはこっち。
Jesus bleibet meine Freude

すこしまとめて聴きたい方は、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム(Bach-Collegium Stuttgart)の演奏と合唱で。

J. S. Bach - Cantata "Herz und Mund und Tat und Leben" BWV 147 (1/4)
J. S. Bach - Cantata "Herz und Mund und Tat und Leben" BWV 147 (2/4)
J. S. Bach - Cantata "Herz und Mund und Tat und Leben" BWV 147 (3/4)
J. S. Bach - Cantata "Herz und Mund und Tat und Leben" BWV 147 (4/4)

1曲づつ聴きたい人は、バロック音楽が主な古楽器オーケストラのウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(Concentus Musicus Wien)の演奏で。ドイツ語で歌いたい人のために歌詞つき。

第1部 第1曲 合唱「心と口と行いと生活で」
Chorus: Herz und Mund und Tat und Leben (1. of BWV 147)

Herz und Mund und Tat und Leben
Muss von Christo Zeugnis geben
Ohne Furcht und Heuchelei,
Dass er Gott und Heiland sei

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor

第2曲 レチタティーヴォ「祝福されし口よ」
Recitativo (tenor): Gebenedeiter Mund!

Gebenedeiter Mund!
Maria macht ihr Innerstes der Seelen
Durch Dank und Rühmen kund;
Sie fänget bei sich an,
Des Heilands Wunder zu erzählen,
Was er an ihr als seiner Magd getan.
O menschliches Geschlecht,
Des Satans und der Sünden Knecht,
Du bist befreit
Durch Christi tröstendes Erscheinen
Von dieser Last und Dienstbarkeit!
Jedoch dein Mund und dein verstockt Gemüte
Verschweigt, verleugnet solche Güte;
Doch wisse, dass dich nach der Schrift
Ein allzuscharfes Urteil trifft!

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Ian Bostridge, tenor

第3曲 アリア「おお魂よ、恥ずることなかれ」
Aria (alto, oboe d'amore): Schäme dich, o Seele nicht

Schäme dich, o Seele, nicht,
Deinen Heiland zu bekennen,
Soll er dich die seine nennen
Vor des Vaters Angesicht!
Doch wer ihn auf dieser Erden
Zu verleugnen sich nicht scheut,
Soll von ihm verleugnet werden,
Wenn er kommt zur Herrlichkeit.

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Bernarda Flink, alto.

第4曲 レチタティーヴォ「頑ななる心は権力者を盲目にし、最高者の腕を王座より突き落とす」
Recitativo (bass): Verstockung kann Gewaltige verblenden

Verstockung kann Gewaltige verblenden,
Bis sie des Höchsten Arm vom Stuhle stößt;
Doch dieser Arm erhebt,
Obschon vor ihm der Erde Kreis erbebt,
Hingegen die Elenden,
So er erlöst.
O hochbeglückte Christen,
Auf, machet euch bereit,
Itzt ist die angenehme Zeit,
Itzt ist der Tag des Heils: der Heiland heißt
Euch Leib und Geist
Mit Glaubensgaben rüsten,
Auf, ruft zu ihm in brünstigem Verlangen,
Um ihn im Glauben zu empfangen!

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Christopher Maltman, bass.

第5曲 アリア「イエスよ、道をつくり給え」
Aria (soprano, violin): Bereite dir, Jesu, noch itzo die Bahn

Bereite dir, Jesu, noch itzo die Bahn,
Mein Heiland, erwähle
Die gläubende Seele
Und siehe mit Augen der Gnade mich an!

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Christine Schaefer, soprano.

第6曲 コラール合唱「イエスこそわが喜び」
Chorale: Wohl mir, daß ich Jesum habe Parte seconda

Wohl mir, dass ich Jesum habe,
O wie feste halt ich ihn,
Dass er mir mein Herze labe,
Wenn ich krank und traurig bin.
Jesum hab ich, der mich liebet
Und sich mir zu eigen gibet;
Ach drum lass ich Jesum nicht,
Wenn mir gleich mein Herze bricht.

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor

第2部 第7曲 アリア「助け給え、イエスよ」
Aria (tenor): Hilf, Jesu, hilf, daß ich auch dich bekenne

Hilf, Jesu, hilf, dass ich auch dich bekenne
In Wohl und Weh, in Freud und Leid,
Dass ich dich meinen Heiland nenne
Im Glauben und Gelassenheit,
Dass stets mein Herz von deiner Liebe brenne

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Ian Bostridge, tenor.

第8曲 レチタティーヴォ「全能にして奇跡なる御手は」
Recitativo (alto): Der höchsten Allmacht Wunderhand

Der höchsten Allmacht Wunderhand
Wirkt im Verborgenen der Erden.
Johannes muss mit Geist erfüllet werden,
Ihn zieht der Liebe Band
Bereits in seiner Mutter Leibe,
Dass er den Heiland kennt,
Ob er ihn gleich noch nicht
Mit seinem Munde nennt,
Er wird bewegt, er hüpft und springet,
Indem Elisabeth das Wunderwerk ausspricht,
Indem Mariae Mund der Lippen Opfer bringet.
Wenn ihr, o Gläubige, des Fleisches Schwachheit merkt
Wenn euer Herz in Liebe brennet,
Und doch der Mund den Heiland nicht bekennet,
Gott ist es, der euch kräftig stärkt,
Er will in euch des Geistes Kraft erregen,
Ja Dank und Preis auf eure Zunge legen.

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Bernarda Fink, alto.

第9曲 アリア「われは歌わんイエスの御傷」
Aria (bass, trumpet, oboes): Ich will von Jesu Wundern singen

Ich will von Jesu Wundern singen
Und ihm der Lippen Opfer bringen,
Er wird nach seiner Liebe Bund
Das schwache Fleisch, den irdischen Mund
Durch heilges Feuer kräftig zwingen.

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Christopher Maltman, bass

第10曲 コラール合唱「イエスは変わらざるわが喜び」
Chorale: Jesus bleibet meine Freude

Jesus bleibet meine Freude,
Meines Herzens Trost und Saft,
Jesus wehret allem Leide,
Er ist meines Lebens Kraft,
Meiner Augen Lust und Sonne,
Meiner Seele Schatz und Wonne;
Darum lass ich Jesum nicht
Aus dem Herzen und Gesicht

Concentus Musicus Vienna.
Arnold Schoenberg Choir.
Nikolaus Harnoncourt, conductor.
Christine Schaefer, soprano.
Bernarda Flink, alto.
Ian Bostridge, tenor.
Christopher Maltman, bass.

こんなカンジだったわけ。ふーん。

ワード・スウィングル(Ward Swingle)が1962年に結成した男女8人のザ・スウィングル・シンガーズ(The Swingle Singers)は、バックで歌うセッション・シンガー。いっしょに活動していたミシェル・ルグランがハリウッドに行くと、今度はバックじゃなく、バッハをカバーで歌いだした。

The Swingle Singers

The Swingle Singers


それが「平均律クラヴィーア曲集」だった。もちろん、「イエスこそわが喜び」、「イエスは変わらざるわが喜び」もカバーしている。

J. S. Bach-Swingle Singers - Transcription of Jesu Joy of Man's Desiring from Cantata BWV 147

僕が子供の頃、スウィングル・シンガーズの「ダバダバダ」が流行ったけど。メンバーは入れ替わったりしてるけど、いまも続いている。

追記 mariさんのコメントより

ピアノを習った方なら、ヘスの「「主よ、人の望みの喜びよ」」を弾いたことがあるのでは。そういえば僕の子供たちも弾いていた。いま教本を見てみたら・・・、ない。あっ、それ全音楽譜であった。

マイラ・ヘス自身が弾いている動画
Myra Hess Plays Jesu,Joy of Man's Desiring and Scarlatti

mariさん紹介のマイラ・ヘスはコメントから。

ちなみに、あんまり現代のピアニストの動画がない。でもディヌ・リパッティ(Dinu Lipatti)をゲット。

Dinu Lipatti plays Bach - Jesu, Joy of Man's Desiring (Piano solo)

ダニエル・リカーリ(Danielle Licari)のカンタータ147番のコラール。スウィングル・シンガーズの「ダバダバダ」といっしょ。これ、いいよ。僕的に好き。

Danielle Licari - Jesu, Joy Of Man's Desiring


さて、このバッハのカンタータ147番に誰が詩をつけたのか?

バッハが、このカンタータ「心と口と行いと生活で」を作曲していた頃、 ヴァイマル(当時ザクセン=ヴァイマル公国)の宮廷の楽師長に任命されたものの、亡くなったドレーゼのあとの楽長(カペルマイスター Kapellmeister)の地位を継げなかったのは、主家エルンスト・アウグスト1世時代での権力闘争のためで、バッハは投獄後に追放。

バッハのカンタータ第161番は、1715年に宮廷詩人ザロモン・フランク(Salomon Franck)がヴァイマールで出版した詩集「福音主義礼拝の捧げもの」に曲をつけたもの。このカンタータ第147番も、同じくザロモン・フランクの歌詞台本に作曲するつもりだったが、このお家騒動の一件でおじゃん。つまり結局未完だったわけだ。

1723年7月2日の復活祭後第3主日(マリア訪問の祝日)のため、この旧作をザロモン・フランクをベースに、第7曲目以降を新たに作曲し、作者がわからない誰かが、その残りの詩を書いたらしい。第1部の第6曲目、第2部の第10曲目のコラールは、マルティン・ヤーンに変えた。

知っていると思いますが、第6曲目はマルティン・ヤーン(Martin Jahn)のコラール「イエスよ、わが魂の喜び」(Jesu, meiner Seelen Wonne)の第6節である。第10曲目は第17節。

そのザロモン・フランクでも、マルティン・ヤーンでもない詩は誰なんだろう。

さてバッハが去ったザクセン=ヴァイマル公国は、ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公国となり、幼いカール・アウグストが公位を継いだ。あのフリードリヒ大王と七年戦争をはじめたマリア・テレジア(オーストリア)、ポンパドゥール夫人(フランス)、エリザヴェータ女帝(ロシア)との戦いの最中。

のちに文豪ゲーテがカール・アウグスト時代の宰相となった。

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バレエ 「ボレロ」(ラヴェル) 映画 「愛と哀しみのボレロ」
music / SAI

1980年代、「愛と哀しみのボレロ」をみた。戦争と4つの家族のそれぞれの人生。ヘルベルト・フォン・カラヤン、グレン・ミラー、ルドルフ・ヌレエフ、エディット・ピアフと云う実在の4人をモデルにしている。

映画でボレロを踊ったのはジョルジュ・ドン。



このシーンはたしかボリス?


LES UNS ET LES AUTRES - SYMPHONY NO. 7 - JORGE DONN

ボレロシーンはこちら
bolero - ravel - les uns et les autres part II - jorge donn


そう楽団でピアノを弾くシモンとヴァイオリンを弾くアンヌが結婚。シモンはナチの収容所で亡くなる。二人の間の子供ロベールとは生き別れ。

「bolero - ravel - les uns et les autres part II - jorge donn」の最初のシーンは、記憶が定かではない老いたアンヌと作家になったロベールの再開。

ビッグバンドリーダーのジャック・グレンと愛妻スーザン。娘サラ、息子のジェイソン(二世代二役)を産む。

ボリショイバレエ団のボリスとタチアナ。ボリスが戦死しセルゲイを一人で育ていく。ボレロを踊るのが息子セルゲイ。アメリカに亡命。

歌手エヴリーヌはドイツの指揮者のカールの子を身ごもり、のちにニュースキャスターとなる娘エディットを産んだあと自殺。彼女はナチス協力者として迫害を受けていた。

そして指揮者カールは、ユダヤ人の反発を受けた観客二人という中での演奏会。このセルゲイが踊る楽団の指揮はカール。

登場人物の場面 二世代二役あり
スーザン/サラ・グレン:ジェラルディン・チャップリン
LES UNS ET LES AUTRES - DAD AND CO - GERALDINE CHAPLIN

ジネット・ガルサン
LES UNS ET LES AUTRES - "LES UNS ET LES AUTRES" - GINETTE GARCIN

パトリック・プラ:マニュエル・ジェラン
スーザン/サラ・グレン:ジェラルディン・チャップリン
LES UNS ET LES AUTRES - UN PARFUN DE FIN DU MONDE - MANUEL GÉLIN & GERALDINE CHAPLIN

最後の場面は第二次大戦ののち、4つの家庭の二世代目がパリのエッフェル塔が見えるトロカデロ広場でのチャリティーコンサートのために集結したところ。

このボレロの振り付けがモーリス・ベジャール(Maurice Béjart)だ。そして音楽はラヴェル(Joseph-Maurice Ravel )のボレロ。モーリス・ベジャールが1歳のときの作品。


イダ・ルビンシュタインのバレエ団の依頼で受けたバレエ音楽は、ブロニスラヴァ・ニジンスカ (Bronisława Niżyńska)の振り付けで、1928年にパリ・オペラ座で初演された。



Jackson Ballet Company
Ravel's "Bolero" 1981 (C)
Thalia Mara


ジャクソン・バレエ団には、(Jackson Ballet Company )、1981年のボレロの写真があり、それはブロニスラヴァ・ニジンスカっぽい振り付け。

僕は基本的にシルビ・ギエム(Bolero Sylvie Guillem )は嫌いだ。陶酔感が沸かない。なんか嫌い。鬼気せまる気迫の踊りではなく、陶酔感だと思うから。

それよりもオクタヴィオ・スタンレー(Octavio Stanley)とエリザベット・ロス(Elisabet Ros )が二人で踊る「ボレロ」の方が絶対いいっ!



Maurice Bejart- Bolero de Ravel
Elisabeth Ros et Octavio Stanley



二人ヴァージョン ラヴェル「ボレロ」 ベジャール・バレエ団



オクタヴィオ・スタンレー(Octavio Stanley)



エリザベット・ロス(Elisabet Ros )



振り付け モーリス・ベジャール(Maurice Béjart)


モーリス・ベジャール(Maurice Béjart)による振り付けのボレロは、1961年に初演されていると思ったけど?この映画「愛と哀しみのボレロ」で、ベジャールの「ボレロ」は有名になった。

Maurice Bejart - Bolero de Ravel par Elisabeth Ros et Octavio Stanley

Maurice Bejart - Bolero de Ravel par Elisabeth Ros et Octavio Stanley( last part)

ルドルフ・ヌレエフ (Rudolf Khametovich Nureyev)がモデルとなるボリスとセルゲイの二役を演じたジョルジュ・ドン(Jorge Itovich Donn)。ヌレエフは1993年に、ジョルジュ・ドンは1992年に、AIDSで死去。

Maurice Ravel

モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel )


モーリス・ラヴェル(Joseph-Maurice Ravel )の「ボレロ」は、イダ・ルビンシュタインの独占権がなくなると、

最初の聴こえるのか聴こえないかのようなスネアドラム。最初に小さな音色のフルートからメロディーが始まる。

最近、この小さな音のスネアドラム、フルート、ピッコロの部分を削除して、オーボエあたりからの動画も多くなったけど、いくら同じフレーズだからって、それはないでしょ。

一応、スネアドラムからきちんと演奏されている動画をみつけた。

クリストフ・エッシェンバッハ(Christoph Eschenbach)の指揮に、パリ管弦楽団(仏:Orchestre de Paris)の演奏のラヴェルの「ボレロ」。

Ravel Bolero Christoph Eschenbach Orchestre de Paris part1
Ravel Bolero Christoph Eschenbach Orchestre de Paris part2

これもいいところで途切れてPART2だからっ!

Maurice Ravel-Bolero [FULL]

これは指揮者も演奏の楽団も説明になかったけれど、まぎれもなく正真正銘のラヴェルの「ボレロ」のフル演奏。しかもラヴェルのボレロは遅いテンポが特徴だ。

ボレロはスペイン起源の舞踊で、1780年頃に舞踊家セバスティアーノ・カレッソ(Sebastiano Carezo)が創作したとも言われていて、モシュコフスキやショパンの「ボレロ」のほか、ドビュッシーの「グラナダの夕暮れ」、ウェーバーのミュージカル「プレチオーザ」にボレロを取り入れたりしている。

Debussy 's Estampes:La Soireé dans Grenade - Richter
スヴャトスラフ・テオフィーロヴィチ・リヒテル(Sviatoslav Richter)のドビュッシーの「版画」より「グラナダの夕暮れ」

Debussy plays Debussy La Soirée Dans Grenade , Estampes No.2 , L. 100
ドビュッシーの演奏による「版画」より「グラナダの夕暮れ」

Rubinstein plays Chopin Bolero op.19
アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)が弾くショパンの「ボレロ」。

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ニコロ・パガニーニ ヴァイオリン協奏曲 Violin Concerto(Paganini)
music / SAI

初演されたのが1819年だというヴァイオリン協奏曲第1番(Violin Concerto No. 1)は、オペラ風といわれている全3楽章の曲。

Paganini, Niccolo violinc.1 mvt 1(begin) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo violinc.1 mvt 1(end) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo violinc.1 mvt2 Adagio espressivo
Paganini, Niccolo violinc.1 mvt 3 Rondo: Allegro spirituoso

この第3楽章が、リストの作曲した「パガニーニによる超絶技巧練習曲」(1838-39年)で、ヴァイオリン協奏曲2番の第3楽章のロンドと原曲になった。

ヴァイオリン協奏曲第2番(Violin Concerto No. 2)は、第1楽章 アレグロ・マエストーソ ロ短調、第2楽章 アダージョ ニ長調、そして「鐘のロンド」(ラ・カンパネラ)で名高い1851年の改訂版が「パガニーニによる大練習曲」で ロンド(アレグロ・モデラート) ロ短調の全3楽章。

Paganini, Niccolo violinc.2 mvt 1(begin) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo violinc.2 mvt 1(end) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo violinc.2 mvt 2 Adagio
Paganini, Niccolo violinc.2 mvt 3 Rondo a la clochette La Campanella

リストは1851年の改訂版が「パガニーニによる大練習曲」で、この第3楽章のみを原曲として作曲した。

楓が「ラ・カンパネラ」の記事を書いているので、そこからこの「パガニーニによる超絶技巧練習曲」、「パガニーニによる大練習曲」の両方のラ・カンパネラを聴くことができる。

記事 薔薇 カンパネラ パガニーニのラ・カンパネラ リストのラ・カンパネラ

ヴァイオリン協奏曲第3番(Violin Concerto No. 3)は1828年にウィーンで初演。

Paganini, Niccolo 3th violinc. mvt.1 (begin) Intruduzione.Andantino-allegro marziale
Paganini, Niccolo 3th violinc. mvt1 (end) Intruduzione.Andantino-allegro marziale
Paganini, Niccolo 3th violinc. mvt2 + 3(begin)Adagio. Cantabile spiana+Polacca Andantino vivace
Paganini, Niccolo 3th violinc. mvt3 (end) Polacca. Andantino vivace

ヴァイオリン協奏曲第4番(Violin Concerto No. 4)は、1831年にパリ・オペラ座が初演。第1楽章 アレグロ・マエストーソ ニ短調、第2楽章 アダジョ・フレビーレ・コン・センティメント 嬰ヘ短調、第3楽章 ロンド・ガランテ:アンダンティーノ・ガイオ ニ短調。全3楽章。

この楽譜は転々と散在し、最後はコントラバス奏者ジョヴァンニ・ボッテジーニの遺品の中に、独奏パートの楽譜を発見したという。

Paganini, Niccolo 4th violinc. mvt.1 (begin) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo 4th violinc. mvt.1 (end) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo 4th violinc. mvt.2 Adagio flebile con sentimento
Paganini, Niccolo 4th violinc. mvt.3 Rondo galante: andantino gaio

ヴァイオリン協奏曲第5番(Violin Concerto No. 5)も全3楽章。第1楽章 アレグロ・マエストーソ、第2楽章 アダージョ、そして第3楽章がロンド。

Paganini, Niccolo 5th violinc. mvt1 (begin) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo 5th violinc. mvt1 (end) Allegro maestoso
Paganini, Niccolo 5th violinconc. mvt 2 Andante un poco sos
Paganini, Niccolo 5th violinconcerto mvt 3 Rondo

ヴァイオリン協奏曲第6番(Violin Concerto No. 6)も全3楽章。1830年頃に作曲しているらしい。

Paganini, Niccolo mvt1(begin) 6th violinconcerto Risoluto
Paganini, Niccolo mvt1(end) 6th violincon.Risoluto
Paganini, Niccolo mvt2+3(begin) 6th violinconc
Paganini, Niccolo 3mvt(end) 6th violinconc. Rondo ossia Polonese

このヴァイオリニストはサルヴァトーレ・アッカルド (Salvatore Accardo)ではないか?というコメントがあった。アレクサンドル・ ドゥバッハ(Alexandre Dubach)も全曲収録している。

サルヴァトーレ・アッカルド (Salvatore Accardo)のラ・カンパネラ。
  ↓
Salvatore Accardo plays La Campanella by Paganini

アレクサンドル・ ドゥバッハ(Alexandre Dubach)のラ・カンパネラ。
  ↓
Alexandre Dubach, violin. Concert of the Orchestra Belp, Rüeggisberg


ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番の「鐘の音」(ラ・カンパネッラ)は、24の奇想曲(Paganini Caprice 24)同様に、リストだけではなく、主題を用いた他の作曲家の作品も多い。

先に紹介した記事には、リストの「ヴェニスの謝肉祭、ラ・カンパネッラによる華麗なる大幻想曲 Grande fantaisie (Variations) sur des themes de Paganini - Second Version S700ii (1845)」、「鐘によるブラヴーラ風大幻想曲」(パガニーニの「ラ・カンパネラ」の主題による華麗なる大幻想曲 イ短調 Grande Fantaise de Bravoure sur "La Clochette" de Paganini, S. 420)が聴ける。

記事 薔薇 カンパネラ パガニーニのラ・カンパネラ リストのラ・カンパネラ

ほかには、ヨハン・シュトラウス1世(Johann Strauss I)の「パガニーニ風ワルツ Op. 11」(Walzer a la Paganini, Op. 11)がある。

STRAUSS SR - WALZER A LA PAGANINI OPUS 11 A.wmv


パガニーニの主題「鐘のロンド」(ラ・カンパネラ)のほかの作曲者、フリードリヒ・クーラウ (Friedrich Kuhlau)の「パガニーニのモティーフによる、華麗なるロンド ”鐘” Op. 121」 La clochette, Op. 121、アンリ・エルツ(Henri Herz)の「鐘による行進曲とロンド」(Marche et Rondo sur la Clochette)の曲は次から試聴ができる。

試聴先のCD  ピアノ : マルコ・パシーニ(Marco Pasini)
パガニーニによる作品集1(パシーニ) A Tribute to Paganini
パガニーニによる作品集2(パシーニ)PASINI, Marco: Tribute to Paganini, Vol. 2


下記は試聴リストに動画や記事リンクのあるもを追加。リンク先がないものは、上の作品集から試聴できる。



ヨハン・ネポムク・フンメル - Johann Nepomuk Hummel
「リコレクションズ・オフ・パガニーニ」(Recollections of Paganini)
24の奇想曲 Op.1が主題

イグナーツ・モシュレス - Ignaz Moscheles
「パガニーニよる幻想曲」 (抜粋) Fantaisie a la Paganini, "Bijoux a la Paganini" (excerpts)
24の奇想曲 Op.1が主題

フリードリヒ・クーラウ - Friedrich Kuhlau
「パガニーニのモティーフによる、華麗なるロンド ”鐘” Op. 121」 La clochette, Op. 121
「鐘のロンド」(ラ・カンパネラ)が主題

フランツ・リスト - Franz Liszt
「パガニーニによる大練習曲集 S141/R3b」 Grandes etudes de Paganini, S141/R3b
24の奇想曲 Op.1が主題
記事 薔薇 カンパネラ パガニーニのラ・カンパネラ リストのラ・カンパネラ


フェルッチョ・ブゾーニ - Ferruccio Busoni
「若者に寄す - 第4楽章 序奏とカプリッチョ・パガニネスコ」 An die Jugend: IV. Introduzione e Capriccio Paganinesco
24の奇想曲 Op.1が主題

ルイジ・ダラピッコラ - Luigi Dallapiccola
「パガニーニのカプリースによるソナティナ・カノニカ」 Sonatina canonica after Paganini
24の奇想曲 Op.1が主題

ヨハン・バプティスト・クレーマー - Johann Baptist Cramer
パガニーニの思い出(Reminiscences de Paganini)
「ヴェネツィアの謝肉祭」を主題

アンリ・エルツ - Henri Herz
「鐘による行進曲とロンド」(Marche et Rondo sur la Clochette)
「鐘のロンド」(ラ・カンパネラ)が主題

ロベルト・シューマン - Robert Schumann
パガニーニのカプリースによる6つの演奏会用練習曲 Op. 1(6 Etudes de concert d'apres des caprices de Paganini, Op. 10)
24の奇想曲 Op.1が主題
記事 ニコロ・パガニーニの24の奇想曲 Paganini Caprice 24

 

フレデリック・ショパン - Fryderyk Chopin
変奏曲「パガニーニの思い出」 イ長調(Variations in A major, "Souvenir de Paganini")
Fryderyk Chopin. Souvenir de Paganini.wmv
4手のための変奏曲 ニ長調(Variations &uumlber ein Arie von Thomas Moore, D-Dur)
ショパン/4手のための変奏曲 ニ長調(遺作)
「ヴェネツィアの謝肉祭」を主題

 

フランツ・リスト - Franz Liszt
パガニーニの「鐘」による華麗な大幻想曲 S420/R231(Grande fantaisie di bravura sur La clochette de Paganini, S420/R231)
「鐘のロンド」(ラ・カンパネラ)が主題
記事 薔薇 カンパネラ パガニーニのラ・カンパネラ リストのラ・カンパネラ


こんなとこだろうか。終了。

2011 8.9 追記
ピアニストのニコライ・ペトロフ(Nikolai Petrov)への追悼の意を表し、彼の演奏の動画をリンクした。比べようがないくらい巧い。2011年8月3日に亡くなった。68歳だった。

NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 1/3.flv
NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 2/3 冒頭にラ・カンパネラ(1838年)
NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 3/3 パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
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ニコロ・パガニーニの24の奇想曲 Paganini Caprice 24
music / SAI
ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43」の記事を書いてから、元ネタを聴きたくなった。

巧く音のよい動画を探したら、ヴァイオリンとチェロが見つかった。チェロは聴いたことがなかったからね。

で、いろいろ聴いてみたら・・・。

ある意味、Yo Yo Ma より巧い!と思っているのは僕だけだろうか。

Paganini Caprice 24 on the Cello

速いし、テンポもいいし、この男の人は誰だろう?(よく見たら動画の最初にウェルス・カニンガム wells cunningham って書いてあった。amazonのリンク先がなぜかあって、この人の著作本だった。「ART OF SCALES (FOR CELLO)」という本で、「チェロのためのスケールの理論」らしい。)

Yo Yo Ma plays paganini caprice 24 on cello

ちなみにYo Yo Ma も悪くはないけど、聞き比べして。Yo Yo Ma には、まぁ、このくらいは弾けるでしょうというカンジなんだけど、謎の男の人(ウェルス・カニンガム wells cunningham)は、「あれっ?もう一回聴きたいよ。」と思った。

24の奇想曲 Op.1 (無伴奏ヴァイオリン独奏曲)は、ヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツ(Jascha Heifetz)の動画が見つかった。

Jascha Heifetz plays Paganini Caprice No. 24

そしてシュロモ・ミンツ(Shlomo Mintz)の全曲の動画があった。彼の使用楽器はストラディバリのはず。

注意)リンク先がポップアップでブロックされる方は一度解除してください。

Caprice No. 1 " The Arpeggio" in E major: Andante

Caprice No. 2 in B minor: Moderato

Caprice No. 3 "La Campanella" in E minor: Sostenuto - Presto - Sostenuto

Caprice No. 4 in C minor: Maestoso

Caprice No. 5 in A minor: Agitato

Caprice No. 6 "The Trill" in G minor: Lento

Caprice No. 7 in A minor: Posato

Caprice No. 8 in E-flat major: Maestoso

Caprice No. 9 "The Hunt" in E major: Allegretto

Caprice No. 10 in G minor: Vivace

Caprice No. 11 in C major: Andante - Presto - Andante

Caprice No. 12 in A-flat major: Allegro

Caprice No. 13 " Devil's Laugher" in B-flat major: Allegro

Caprice No. 14 in E-flat major: Moderato

Caprice No. 15 in E minor: Posato

Caprice No. 16 in G minor: Presto

Caprice No. 17 in E-flat major: Sostenuto - Andante

Caprice No. 18 in C major: Corrente - Allegro

Caprice No. 19 in E-flat major: Lento - Allegro Assai

Caprice No. 20 in D major: Allegretto

Caprice No. 21 in A major: Amoroso - Presto

Caprice No. 22 in F major: Marcato

Caprice No. 23 in E-flat major: Posato

Caprice No.24 in A minor: Tema con Variazioni (Quasi Presto)

1:アンダンテ

2:モデラート

3:ソステヌート

4:マエストーソ

5:アジタート

6(アダージョ)

7(指定記号無し)

8:マエストーソ

9:アレグレット

10:ヴィヴァーチェ

11:アンダンテ;プレスト

12:アレグロ

13:アレグロ

14:モデラート

15:ポサート

16:プレスト

17:ソステヌート

18:コレンテ

19:レント;アレグロ・アッサイ

20:アレグレット

21:アモローゾ;プレスト

22:マルカート

23:ポサート

24:クワジ・プレスト

24.1 主題

24.2 変奏


こんなカンジで、一人のヴァイオリニストでOKだった。よかった。しかも彼のパガニーニの24のカプリースは、最高の演奏のひとつと言われている。

また、いい録音のがあったら随時紹介。

第24番「主題と変奏」:カロル・シマノフスキ(Karol Szymanowski)の「パガニーニの3つのカプリース three Paganini Caprices」 (1918)

ヴァイオリン ミヒャエル・ヴァイマン(Michael Vaiman)
Michael Vaiman and Dina Yoffe play Szymanowski Capricio after Paganini n.24

第24番「主題と変奏」:ヴィトルト・ルトスワフスキ(Witold Lutosławski)の「二台ピアノの為のパガニーニの主題による変奏曲」(Wariacje na temat Paganiniego (2 pianos 4 hands)/1941)、「ピアノと管弦楽のパガニーニの主題による変奏曲」(1978)

ペーテル・ヤブロンスキーとジュリアス-ジョンウォン キム
W.Lutoslawski / Variations on a theme by Paganini Pf.Peter Jablonski & Julius Kim piano duo concert

 

第24番「主題と変奏」:おすすめのファジル・サイ(Fazil Say)のパガニーニの主題による変奏曲(Paganini Variations JAZZ) は、アレンジが上手。

Fazil Say - Paganini Variations for Piano in the style of Modern Jazz

 

アルフレード・カゼッラ(Alfredo Casella)のパガニニアーナ Op. 65(Casella Paganiniana op.65)は1942年に初演。

Casella Paganiniana op.65 (1) - Cantelli NBC Orchestra (1952)
Casella Paganiniana op.65 (2) - Cantelli NBC Orchestra (1952)

第24番「主題と変奏」:ナタン・ミルシテイン(Nathan Milstein)のパガニーニアーナ(ヴァイオリン独奏)

Nathan Milstein 'Paganiniana'

 

24の奇想曲 Op.1,第6曲目は第24番「主題と変奏」:フランツ・リスト(Franz Liszt)のパガニーニによる超絶技巧練習曲集 S.140 (Etudes d'exécution transcendante d'après S.140 )、パガニーニによる大練習曲 S.141 (Six Grandes Études de Paganini, S.141 for solo piano ,1851 )はこちら。

記事 薔薇 カンパネラ パガニーニのラ・カンパネラ リストのラ・カンパネラ

2011 8.9 追記
ニコライ・ペトロフ(Nikolai Petrov)への追悼の意を表し、彼の演奏の動画をリンクした。比べようがないくらい巧い。2011年8月3日に亡くなった。68歳だった。

NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 1/3.flv
NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 2/3 冒頭にラ・カンパネラ(1838年)
NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 3/3 パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43

第24番「主題と変奏」:ヨハネス・ブラームスのパガニーニの主題による変奏曲(Variationen über ein Thema von Paganini Op.35)は、第1部(14曲) Book 1、第2部(14曲) Book 2の構成、

ピアノ : エフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin)
Kissin.Brahms.Variations on a theme by Paganini.Part1.wmv
Kissin.Brahms Variations on a theme by Paganini.Part2.wmv
Kissin.Brahms Variations on a theme by Paganini.Part3.wmv
なんかPart3、聞きにくい。

ピアノ : (Abbey Simon)
Brahms Variations on a Theme of Paganini Book I Op. 35/1 part 1/2 Abbey Simon
Brahms Variations on a Theme of Paganini Book II, Op. 35/2 part 2/2 Abbey Simon


24の奇想曲 Op.1:ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、パガニーニのカプリスによる練習曲(6曲) op.3(Paganini, Op. 3 ,1832; piano)、パガニーニのカプリスによる演奏会用練習曲 (6曲) op.10(6 Concert Studies on Caprices by Paganini, Op. 10 ,1833, piano)がある。

ちなみにシューマンは「謝肉祭」(Carnaval (Op. 9) is named for Paganini)では、16.Valse allemande ワルツ・アルマンド(ドイツ風ワルツ)の中間部にあたるINTERMEZZO. (Paganini.) 間奏曲(パガニーニ)に彼の名をつけた。

ピアノ : マウロ・ベルトーリ(Mauro Bertoli)
Robert Schumann: Six Studies on Caprices by Paganini, Op. 3 (1/2) 
Robert Schumann: Six Studies on Caprices by Paganini, Op. 3 (2/2) 

ピアノ : スヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter) やっぱり巧い!
Robert Schumann, Etude op.10 n°6 d'après Paganini - Richter  

そこで謝肉祭

ピアノ : ヴラディーミル・ソフロニツキー(Vladimir Sofronitsky)
Vladimir Sofronitsky plays Schumann Carnaval Op. 9 (2/2)
Part II Robert Schumann, Carnaval Op. 9
11. Chiarina
12. Chopin
13. Estrella
14. Reconnaissance
15. Pantalon et Colombine
16. Valse Allemande Intermezzo: Paganini
17. Aveu
18. Promenade
19. Pause
20. Marche des "Davidsbündler" contre les Philistins

録音がひどいけど、ラフマニノフのピアノで。

ピアノ : セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff)
Sergei Rachmaninoff plays Schumann "Carnaval" Op. 9
Part II
10. A.S.C.H. - S.C.H.A: Lettres Dansantes
11. Chiarina
12. Chopin
13. Estrella
14. Reconnaissance
15. Pantalon et Colombine
16. Valse Allemande Intermezzo: Paganini

また機会があったら追加。

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ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43  Rapsodie sur un theme de Paganini
music / SAI

Cliburn International Piano Competition, in 2005

2005年 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール
優勝したアレクサンダー・コブリン(Alexander Kobrin)


最近になって、アレクサンダー・コブリン(Alexander Kobrin)が弾く、ラフマニノフ のパガニーニの主題による狂詩曲 Op.43を知った。

基本、僕はラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲(パガニーニの主題によるラプソディー)Op.43は好きで、結構聞き比べている。

ちなみにこの曲の主題は、パガニーニのヴァイオリン曲「24の奇想曲」第24番「主題と変奏」の「主題」になる。元ネタのパガニーニの「24の奇想曲」はこちら。

ニコロ・パガニーニの24の奇想曲 Paganini Caprice 24(全曲の動画にリンクしてみた)

アレクサンダー・コブリンは悪くなかった。それで紹介。ピティナ(PTNA)でYou Tube にアップロードしたのがあった。

ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43/A.コブリン

いいでしょ、なかなか。ちなみにパガニーニの主題による変奏曲作品43より第18変奏アンダンテ・ カンタービレだけをという人は、記事最後に用意しているから。

セルゲイ・ラフマニノフが1934年に作曲した25部から成る変奏曲形式の、ピアノを独奏楽器とする協奏的狂詩曲で、ミハイル・フォーキン(Mikhail Mikhailovich Fokin, Michel Fokine)によってバレエ化された。信じられない。

Dimitri Rostoff as Paganini and Tatiana Riabouchinska as a Florentine Beauty

「Paganini 」(Ballets Russes) 1940年
Rachmaninoff's Rhapsody on a Theme of Paganini
Dimitri Rostoff as Paganini
Tatiana Riabouchinska as a Florentine Beauty
(C)National Library of Australia


それが1939年。ラフマニノフは悪魔に魂を売った男としての筋書きを提案などしているが、いつのまにか、フォーキンのバレエではヴァイオリニストではなく、ギタリストになっている。

しかもあのバレエ・リュスが上演している。1939年12月、シドニー王立劇場だったらしい。リュスが1958年になくなるまで、このバレエ団のレパートリーだったという。

全三幕のこの「パガニーニ」では、その音色に踊り狂う女性がパッタリ倒れる場面がある。なんか変。

1938年秋から1939年にかけて、コヴェントガーテン・ロシアバレエ団(Covent Garden Russian Ballet)がオーストリアに滞在し、このフォーキン振り付けの「パガニーニ」を習得したそうだ。

そして1960年にフォーキン振り付けの「パガニーニ」は、ボリショイ・バレエ(Bolshoi Ballet)で、ミハイル・ ラブロフスキー(Mikhail Lavrovsky)の振り付けでラプソディー(rhapsody)として初演される。


Steven McRae in Rhapsody


Steven McRae  Triple Bill-Rhapsody (The Royal Ballet)
Rachmaninoff's Rhapsody on a Theme of Paganini
(C) Photo by Tristram Kenton


ロイヤル・バレエ(The Royal Ballet)のトリプルビル(Triple Bill-Rhapsody/Sensorium/'Still Life' at the Penguin Cafe) がある。

そのラプソディー(rhapsody)が、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲だ。

振り付けはフレデリック・アシュトン(Frederick Ashton)。

フレデリック・アシュトン(Frederick Ashton)の「ラプソディー」(rhapsody)は、1980年が初演。

このラプソディーでは、すでにミハイル・フォーキンの「パガニーニ」ではないけれど、1939年にロイヤル・バレエ団はフォーキンの「パガニーニ」を初演している。

Tomasson On a Theme of Paganini

On a Theme of Paganini
(C)Erik Tomasson
San Francisco Ballet


サン フランシスコバレエ団(San Francisco Ballet)では、「パガニーニの主題による」(On a Theme of Paganini)を、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲(Rachmaninoff's Rhapsody on a Theme of Paganini)で上演。

ダヴィット・ カラペティアン(Davit Karapetyan)とマリア・コチェトコワ(Maria Kochetkova)が踊っている。振り付けは、エリック・トマソン(Erik Tomasson)によるもの。

ロイヤル・バレエ団もサンフランシスコバレエ団も、プログラム3〜4のひとつとして上演している。

正直、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲 Op.43は好きだが、バレエのパガニーニは興味なし。よくミハイル・フォーキンの誘いにのったものだなって、、ラフマニノフはさっ!

2011 8.9 追記
ニコライ・ペトロフ(Nikolai Petrov)への追悼の意を表し、彼の演奏の動画をリンクした。比べようがないくらい巧い。2011年8月3日に亡くなった。68歳だった。

NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 1/3.flv
NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 2/3 冒頭にラ・カンパネラ(1838年)
NIKOLAI PETROV Liszt Études d'exécution transcendante d'après Paganini 1st version 3/3 パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 


 


さて、パガニーニの主題による変奏曲作品43より第18変奏アンダンテ・ カンタービレだけを最初に聴きたいという人は下記リンクから。

pletnev - rachmaninov, rhapsody on a theme of paganini: iii

少年の暴行で捕まったミハイル・プレトニョフ(Mikhail Pletnev)の動画は、実際に演奏している動画なんで、見ていておもしろい。演奏活動を続けられるっていうこともすごい。

pletnev - rachmaninov, rhapsody on a theme of paganini: i
pletnev - rachmaninov, rhapsody on a theme of paganini: ii

本当は無罪ってわかるまで、そういう疑いのある人物の演奏は紹介したくなかったけれど、やっぱり巧い。すいません。

ちなみにラフマニノフによる演奏でパガニーニの主題による変奏曲作品43がありました。

Rachmaninoff plays Rachmaninoff - Paganini Rhapsody (1)
Rachmaninoff plays Rachmaninoff - Paganini Rhapsody (2)
Rachmaninoff plays Rachmaninoff - Paganini Rhapsody (3)
第18変奏は(2)です。


パガニーニの主題による変奏曲作品43

Introduction: Allegro vivace

Variation I (Precedente)

Tema: L'istesso tempo

Variation 2: L'istesso tempo

Variation 3: L'istesso tempo

Variation 4: Più vivo

Variation 5: Tempo precedente

Variation 6: L'istesso tempo

Variation 7: Meno mosso, a tempo moderato

Variation 8: Tempo I

Variation 9: L'istesso tempo

Variation 10: L'istesso tempo

Variation 11: Moderato

Variation 12: Tempo di minuetto (D minor)

Variation 13: Allegro (D minor)

Variation 14: L'istesso tempo (F major)

Variation 15: Più vivo scherzando (F major)

Variation 16: Allegretto (B flat minor)

Variation 17: Allegretto (B flat minor)

Variation 18: Andante cantabile (D flat major)

Variation 19: A tempo vivace

Variation 20: Un poco più vivo

Variation 21: Un poco più vivo

Variation 22: Un poco più vivo (Alla breve)

Variation 23: L'istesso tempo

Variation 24: A tempo un poco meno mosso

序奏:Allegro vivace イ短調 2/4

1変奏:Allegro vivace イ短調 2/4

主題:L'istesso tempo イ短調 2/4

2変奏:L'istesso tempo イ短調 2/4

3変奏:L'istesso tempo イ短調 2/4

4変奏:Più vivo イ短調 2/4

5変奏:Tempo precedente イ短調 2/4

6変奏:L'istesso tempo イ短調 2/4

7変奏:Meno mosso, a tempo mederato イ短調 2/4

8変奏:Tempo I イ短調 2/4

9変奏:L'istesso tempo イ短調 2/4

10変奏:Poco marcato イ短調 4/4

11変奏:Moderato イ短調 3/4

12変奏:Tempo di minuetto ニ短調 3/4

13変奏:Allegro ニ短調 3/4

14変奏:L'istesso tempo ヘ長調 3/4

15変奏:Più vivo scherzando ヘ長調 3/4

16変奏:Allegretto 変ロ短調 2/4

17変奏:Allegretto 変ロ短調 4/4(12/8)

18変奏:Andante cantabile 変ニ長調 3/4

19変奏:A tempo vivace イ短調 4/4

20変奏:Un poco più vivo イ短調 4/4

21変奏:Un poco più vivo イ短調 4/4

22変奏:Un poco più vivo (Alla breve) イ短調 (4/4)

23変奏:L'istesso tempo イ短調 2/4

24変奏:A tempo un poco meno mosso ニ短調 - イ長調

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チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 アレグロ・コン・フォーコ
music / SAI

Herbert von Karajan, Sviatoslav Richter, Mstilav Rostropovich and David Oistrakhチャイコフスキーのバレエ音楽はあんまり好きじゃない。

記事
くるみ割り人形
記事 白鳥の湖 黒鳥オディール

もともとピアノ、ヴァイオリンの音色が好きなだけ。

チャイコフスキーでは、ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ(Concerto for Piano and Orchestra No. 1 in B Flat Minor: 3. Allegro con fuoco)だけを、こよなく愛している。

スヴャトスラフ・リヒテルが特に好きというわけでもないけれど、プーシキン美術館で、毎年画の展示とテーマを共有する音楽祭「12月の夕べ」(The December evenings of Sviatoslav Richter)を開催していたところに、この人の面白さを見ている。

協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ
Sviatoslav Richter plays Tchaikovsky Piano Concerto No. 1, Part 4/4

Sviatoslav Richter plays Tchaikovsky Piano Concerto No. 1, Part 1/4
Sviatoslav Richter plays Tchaikovsky Piano Concerto No. 1, Part 2/4
Sviatoslav Richter plays Tchaikovsky Piano Concerto No. 1, Part 3/4

だから、そんな彼が弾くピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第3楽章 アレグロ・コン・フォーコは望ましい。

マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)
今一番気に入っている。
Tchaikovsky Piano Concerto No.1 Mvt III


ヴァン・クライバーン(Van Cliburn)
Tchaikovsky Piano Concerto No.1 Mvt III

ピアノ協奏曲第1番は、1874年に作曲された。あのアレグロ・ノン・トロッポ(第1楽章)が一人歩きしているけどね。

Sviatoslav Richter Memorial Apartment


チャイコフスキーを説き伏せて、この「ピアノ協奏曲第1番」を作曲させたのがニコライ・ルビンシテイン。チャイコフスキーがはじめて作曲したピアノ協奏曲は、意外にもルビンシテインが酷評した。

wikiによると「この作品は陳腐で不細工であり、役に立たない代物であり、貧弱な作品で演奏不可能であるので、私の意見に従って根本的に書き直すのが望ましい」と言ったそうだ。

ルビンシテイン 弾いてるんだ、これが。
Rubinstein - Tchaikovsky Piano Concerto mov.3

ルビンシテイン、あなたオカシイよ、第3楽章 アレグロ・コン・フォーコをけなすなんて。他の2曲は別にいいけど。

それでチャイコフスキーはハンス・フォン・ビューローへ献呈した。ビューローは、高い評価で絶賛して、のちに自分のレパートリーからはずしている・・・。

Vladimir Samoilovich Horowitz


チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番といえば、ウラディミール・ホロヴィッツも忘れちゃいけない。1928年のアメリカデビューで演奏したのがこの「ピアノ協奏曲第1番」だった。

ウラディミール・サモイロヴィチ・ホロヴィッツ(Vladimir Samoilovich Horowitz)
Tchaikovsky Piano Concerto No. 1 iii

wikiによると「聴衆の反応から第1楽章の途中で「このまま指揮者に従っていてはこの演奏会を失敗してしまう」と判断したホロヴィッツは次第にテンポを上げ、オーケストラをリードし始めた。最終楽章でのコーダは圧倒的な加速で弾ききり、同曲の演奏を終了した。演奏後割れんばかりの喝采を浴び、翌日の新聞では奇跡的なピアニストの登場が大々的に報じられた。」とあった。

ほんと、「ピアノ協奏曲第1番」といえば、第1楽章アレグロ・ノン・トロッポっていうのが、ムカッとくるけど。

最後はイーヴォ・ポゴレリチ(Ivo Pogorelić)
31分を過ぎた頃にようやく第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ。
Tchaikovsky's Piano Concerto No. 1 in B-Flat Minor, Op. 23

コメント:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ(Allegro Con Fuoco)だけを聴いている。このスヴャトスラフ・リヒテルと、そしてウラディミール・ホロヴィッツとを聞き比べている。

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サン=サーンス ピアノを囲んで
music / SAI
saint saens caricature (似顔絵)シニカルなサン=サーンス。音楽の才能はともかくとして、この人のシニカルさが好きだ。音楽だけにとどまらず、画家、詩の才能もあり、とにかく面白い人。孤高だったというが・・・。

たぶん偏屈で、毒舌で、その実は愉快であってという人柄。作品にも、その斜めの視線が滲みでていて、当時の風潮とは無縁の音楽なんだろう。

音楽といえば、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007がはじまる。昨年の記事「アンリ・ファンタン・ラトゥール」にも追記したが、a-leiのアップした「ピアノを囲んで」のパロディが、今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2007年のイメージ。



これが、アンリ・ファンタン=ラトゥールの芸術家達を四つのグループにわけて作品化した最後の作品。
「ピアノを囲んで」 1885年

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007 〜ピアノを囲んで追記 
LA FOLLE JOURNÉE au JAPON
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007 〜ピアノを囲んで


なんだけどさ、密かに、このイメージも描いていた僕なんだけど。誰の作品なのかが、いまいちはっきりしない。

作品タイトルや画家は、わからないが、作品中に登場する音楽家は誰なのかという見当はつく方も多いのでは。

Un jury en 1878 au Palais du Luxembourg. On reconnaîtCésar Franck (4e en partant de la droite); Ambroise Thomas à l'extrême droite. Camille Saint-Saëns est au piano.

このシーンは、ルクセンブルグの宮殿内らしい。ピアノに向かっているのが、43歳のカミーユ・サン=サーンスだ。右から4番目がセザール・フランク。そしてシャルル=ルイ=アンブロワーズ・トマ。オペラ座のハムレット初演に、トマが作曲している。

さて、これはディティールで、右奥にはあと数名が描き込まれている。

なにかの審議なのか。ピアノには、どんな譜面があるのだろう。

「Music of cats」1868年この「猫の音楽(音楽家)」のディティールだが、サン=サーンスに所縁のある作品のようだ。

楽譜はネズミが音符(楽譜には1匹だけ猫も描かれているが)であるこの絵は、1868年の作品。

この全体像に、眼鏡をかけた猫が1匹描かれている。

これがサン=サーンスではないだろうか。

サン=サーンスの楽器編成をあらわしたように、楽器も描かれている。(画像をクリックすると全体像になります。)

それで、ピアノとサン・サーンスを囲んだ集団肖像画の説明には「1878年のルクセンブルグの宮殿内」とあるのだが、ちょっと疑問がある。

サン=サーンスが設立した「国民音楽協会」の公演は、この1878年の万博で、フランスの室内楽作品のコンサートで発表している。

Camille Saint-Saens 1835-1921: A Thematic Catalogue of His Complete Works : The Instrumental Works (The Instrumental Works)
Camille Saint-Saens 1835-1921: A Thematic Catalogue of His Complete Works : The Instrumental Works (The Instrumental Works)
Sabina Teller Ratner

だが、この場面は審議する雰囲気があふれている。

モネの「モントルグイユ街、1878年パリ万博の祝祭」という作品があるが、1878年というこの年のパリ万博では、万博での器楽室内楽コンサートのために、トロカデロ宮殿にパイプオルガンを設置した大音楽ホールの建設があった。解説のルクセンブルグの宮殿内・・・。一体、何を象徴した集団肖像画だろ。万博のうちあわせ?

このモネを代表する印象派の画壇と交流の深い、アンリ・ファンタン・ラトゥールは、フランス・ロマン派に分類される。その彼の作品、「ピアノを囲んで」のイメージに、コラージュされた印象派のクロード・ドビュッシー。ちょっとウケタね。


左からカミーユ・サン=サーンス 、セザール・フランク、シャルル=ルイ=アンブロワーズ・トマの肖像画。

僕自身、軽く「おさらい」をしなければならない。ドイツに対抗し、1871年に国民音楽協会を設立。画壇では
ルノワールバジール、楽壇では、ヴァンサン・ダンディやガブリエル・フォーレが赴いた普仏戦争が終わり、パリ・コミューンが宣言されたあと。

音楽史では、サン=サーンス、フォーレらとフランス国民音楽協会の設立に加わったセザール・フランク。サン=サーンスは、自ら主宰の地位を退き、協会はフランクとフランキスト(ダンディらフランク信望者)の面々に委ねることになるとある。


Camille Saint-Saëns Caricaturé par Gabriel Fauré.

フォーレが描いたサン=サーンス



国民音楽協会の掲げる「Ars gallica アルス・ガリカ(ガリアの芸術)」は、後期ロマン派といわれ、クロード・ドビュッシー(ドビュッシー自身は否定しているが)、モーリス・ラヴェル、エリック・サティー 、Groupe des Six(グループ オブ シックス)らの印象派と反するものである。



Charles Camille Saint-Saëns

記憶が確かであれば、サン=サーンスの自画像



ピアノとサン・サーンスを囲んだ集団肖像画には、フランス国民音楽協会の純音楽志向の面々に、万博でのコンサートに参加するフランス人作曲家たちと仮定。

特に後期ロマン派といわれていないシャルル=ルイ=アンブロワーズ・トマが描かれているのは、パリ音楽院長としてだろうか。それともコンサートへの参加? 音楽も絵画にも疎い僕にとって、ほんと、意味ありげな1枚である。

Danse Macabre and Other Works for Solo Piano
Danse Macabre and Other Works for Solo Piano
Camille Saint-Saens

ご存知のサン=サーンスの「死の舞踏」ほか作品集の楽譜。表紙が、ハンス・ホルバインの「死の舞踏」の版画。

フランツ・リストは、14世紀のフレスコ画 「死の勝利」から、サン=サーンスは、14世紀のアンリ・カザリス(Henri Cazalis)の「死の舞踏」からインスピレーションを得て、ともにグレゴリア聖歌「怒りの日(ディエス・イレ)」を変奏している。

サン=サーンスのインスピレーションはこちら
Memento Mori 「Danse macabre by アンリ・カザリス」
アンリ・カザリスの詩 「死の舞踏」 日本語訳
アンリ・カザリス ジャン・ラオールの筆名
女性の姿の変化  ハンス・バルドゥング・グリーンの作品から
「人生の三時代と死」、「少女と死」
「女の七時代」、「人生の三時代と三美神」
バーント・ノトケ 「死の舞踏」(二グリステ博物館)
シェイクスピア 七つの時代
人生の子午線通過/モロー 人類の生

フランツ・リストのインスピレーションはこちら
死の勝利 そして死の舞踏
ピーテル・ブリューゲル 「死の勝利」
カンポサント教会 死の勝利 ブオナミーコ・ブファルマッコ
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2007 フランツ・リスト 演奏予定
サン=サーンスの楽譜のハンス・ホルバイン(1497/98−1543) は、「死の舞踏」と題した版画があるが、アルブレヒト・デューラー(1471−1528)も、「騎士と死と悪魔」をはじめ、死を題材にした作品が多い。

Death Riding Albrecht Durer. 1505 The British Museum

死の馬乗り 1505年(ドローイング)大英博物館

死の舞踏とは
Totentanz 死の舞踏
ハンス・ホルバイン(Jr) 死の舞踏 のアルファベット
アルファベット「P」と 「死の舞踏 Soldat 兵士」
ギュイョ・マルシャン(Guyot Marchant) 「死の舞踏」
ハイデルベルク「Totentanz(死の舞踏)」/バーゼルの死の模写


ジョバンニ・ボッカッチョ, Giovanni Boccaccio

ペストとデカメロン
タペストリー「運命の三女神」
聖マリア(マリエン)教会 ドーム壁画
「ディアナの狩猟 La caccia di Diana」、「Filocolo フィロコロ」、「Filostrato フィロストラート」や「Teseida テゼイタ」、「牧歌 Buccolicum Carmen」、「名婦人伝記 Juana I de Anjou」、「ダンテ賛美論 Vita di Dante」などの作品紹介。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007
シャルル・カミーユ・サン=サーンス 公演スケジュール
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