英国科学者ジェームズ・スミソンの寄付金によって、米国スミソニアン協会が設立された。(スミソニアン・アメリカ美術館、スミソニアン・アメリカ美術館レンウィック・ギャラリー、アナコスティア博物館とアフリカ系アメリカ人歴史文化センター、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、国立アメリカ・インディアン博物館ジョージ・グスタフ・ヘイ・センター、芸術産業館、国立アメリカ歴史博物館ベーリング・センター、フリーア美術館&サックラー・ギャラリー、国立自然史博物館、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭、国立郵便博物館、国立航空宇宙博物館、国立動物園、国立肖像画美術館、国立アフリカ美術館、アーサー・M・サックラー・ギャラリーなど) 世界最大の博物館の集合体だ。パリ・ギメ東洋美術館所蔵の葛飾北斎の肉筆画「龍図」が、現在、太田記念美術館「ギメ東洋美術館浮世絵名品展」で、所蔵の「虎図」と展示されている。その「龍図」と「虎図」が一対であることが、最近判明されたという。
北斎をよく知る方なら、ギメの「龍図」をご覧になって、フリーア美術館、アーサー・M.サックラー美術館(スミソニアン協会、国立アジア美術館、ワシントン)の「龍図(昇り龍)」を思い浮かべたにちがいない。
フリーア美術館は、デトロイトの実業家、チャールズ・ラング・フリーアのコレクション。あのジェームズ・マクニール・ホイッスラーの友人でもある。ホイッスラーの描いた、レイランドのダイニングである「ピーコック・ルーム(孔雀の間)」を買い取ったのもフリーアだ。そのフリーアの遺言によって、フリーア・コレクションは門外不出となっている。
北斎カタログ
Ann Yonemura
&
フリーア美術館
&
サックラー・ギャラリー
251ページのハードカバー
表紙は「雷神図」
ちなみに 風神図
1999.09, Sotheby's(color)487図
2001.03, Sotheby's(color)448図/118頁 らしい。HokusaiAnn Yonemura
逆の「雷神図」。変身抄の記事に、雷神は小太鼓を輪にめぐらせ両手にばちを持つ。足の指は2本ずつ、手の指は3本ずつとあるが、これ、足の指3本なんだ。
その他
葛飾北斎 肉筆画傑作選
「葛飾北斎 肉筆画傑作選 アート・コレクション」には、富士の越龍図、鯉図、夜鷹図、五美人図、潮干狩図、鍾馗騎獅図、西瓜図、鳳凰図、井手の玉川、萩の玉川、酔余美人図、厳頭鵜図が、忠実に再現されている。226,667円也
これが、「ギメ東洋美術館浮世絵名品展」での「虎」と「龍」だ。左の対が、しくじった写真だが、肉筆を感じさせる「龍図」で、右がプレス用の対。肉筆、版画、特に浮世絵なんかは、プレスリリース用のベタなもの(まるで安物のプリントTシャツのようだ。)に見えるときがある。

本物を鑑賞することによって、関心が高まるのが浮世絵だ。左の「ぼけた」肉筆の龍を鑑賞したい方は(写真によるぼけです)、2月25日まで、太田記念美術館へ。前・後期ともに展示されているはず。
さて、昇る「龍図」があるなら、降る「龍図」もある。
フリーアコレクションの、この対の龍図(昇龍・降龍)は、昇龍図のみ前北斎卍筆 齢八十六歳とあり、富士の方印である。天井絵「怒涛」図を製作した1845年の作品で、墨画淡彩。ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」は、楓が出張先の名古屋で、僕らより最初に鑑賞してきた。名古屋の作品陳列が、どうやらお気に召さなかったらしい。つい見過ごすような隅の柱に、「唐獅子図」があったり、誘致も下手で、どれも「つまらない作品」に見えることに、自分でも驚いたという。
楓が良かったよ、と言っていたのが「唐獅子図」と無款の「提灯絵 龍虎」、「提灯絵 龍蛇」だ。「鳳凰図屏風」は、何か、念が込められているのか、どうも しっくりこない という。
北斎は、作品に風刺や願掛けなども塗りこめていると、僕も思う。得たいの知れない願掛けを、もしかしたら「鳳凰図屏風」から、感じ取ったのかも知れないね。
さて、画号も幾多とかえ、弟子に譲り、未だに北斎の真筆か分からない作品もあるという。あの岩松院に残されている天井画の大鳳凰図は、娘 お栄が彩色したとも言われている。
まだ、アップできる「龍図」があるが、今日はこの辺で。
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>父に尋ねた。
「叔父さんの家は、なぜお金持ちなの?」
で終わってるんですもん。
中学の美術って、水彩と木版くらいしか記憶にないです。
わたし、日本美術は初心者なので、そちら方面の紹介記事も期待しています。
でも、その蔵覗いてみたいもんだなあ。