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伊藤若冲 玄圃瑶華
伊藤若冲 Jakuchu / SAI
伊藤若冲 玄圃瑶華  この図様から酒井抱一の「絵手鑑の内蓮池に蛙図」という作品があり、蓮池の花は、蓮か睡蓮か、それとも・・・伊藤若冲の「賞春芳帖」や「乗興舟」というのがあるが、「若冲草花図」のほか、拓版画玄圃瑶華」、「素絢帖も付されているのが芸艸堂の『若冲画譜』だ。この図様を倣い、酒井抱一独自の構図や筆致に、彩色もされた「絵手鑑の内蓮池に蛙図」がある。画像は、玄圃瑶華の拓版。僕の妻が「蛙と睡蓮なのね。」という一言から、蓮と睡蓮はちがうよな・・・という不思議にはまり、KAFKAがそれを紐解いた。

その件に関しては、抱一の「
絵手鑑の内蓮池に蛙図−蓮と睡蓮」をみてほしい。

伊藤若冲/『賞春芳帖』より玄圃瑶華(個人蔵)は、拓本をとるようにして作ったもので、また「素絢帖」も含めて、『当時としては知的でハイカラな感じ』と評されている若冲だが、僕自身は手放しで「奇才」と評しているわけではない。部分的な評価で、その部分を「奇才」としているわけだ。


伊藤若冲/藤図『賞春芳帖』より鑑識眼ある美術品収集家の細見古香庵、皇室の至宝として動植綵絵を所蔵している三の丸尚蔵館、さらにバークコレクション、プライスコレクションと、若冲がいかに特異な才があるかのような扱いは、少々、過大評価を懸念。



伊藤若冲 素絢帖 Soken sekisatsu 玄圃瑶華(個人蔵)は、いまやこの版画帖に想を得て、カップ、ポストカード、Tシャツ、和服などに、抱一が倣ったかのごとく、アーティストがアレンジしている。『久谷政樹の若沖』展もそのひとつだ。(久谷氏の若冲を模したポストカードもよい!)



Gempo Yoka1.Gempo Yoka/Jakuchu Ito
2.Der Garten der Japisbluten
12 Holzschnitte Japan 1768 von Ito Jakuchu
(Germany版) 各国により表紙は違う。




伊藤若冲 書籍 『On a River Boat Journey』乗興舟1990年 George Braziller 出版社のもの。いまは表紙が変わっているかもしれない。On a River Boat Journey 乗興舟
作者:Ito Jakuchu, Daiten, Hiroshi Onishi
メーカー/出版社: George Braziller
発売日: 1990/01
若沖下絵淀川畔風景(乗興舟)撮本





その他 若冲書籍 
「KAFKA」では、
田島志一編「Masterpieces by Jakuchu 」(1904年出版のもの)を紹介。

XAI」若冲の水墨遊のほか、関連記事を多種多様にリンク。若冲の『髑髏図』までリンクされている。ちなみに「髑髏図」は気味が悪い(個人の価値観)。

art_nouveau」さんで、博物館/美術館発行のもののほか、『Art random classscs 動植綵絵』(「群魚図 鯛」が表紙のもの)、『異彩の江戸美術・仮想の楽園 若冲をめぐる十八世紀花鳥画の世界』(静岡県立美術館編集で、「樹花鳥獣図屏風」が表紙)、「若冲 jakuchu」(「仙人掌群鶏図」が表紙もの)、「伊藤若冲大全」(表紙はアラカルト)などが紹介されている。

おまけ


LACMA Permanent Collection Ito: Birds, Animals, and Flowering PlantsLACMA Permanent Collection
(ロサンゼルス・カウンティ美術館)
Jakuchu, Ito: Birds, Animals, and Flowering Plants



「若冲の拓版画/徳力富吉郎 前川文夫 山内長三/瑠璃書房/1981」「若冲の拓版画」MILBOOKS
徳力富吉郎 前川文夫 山内長三/瑠璃書房/1981-「 玄圃瑤華」図版48点、「素絢帖」図版35点、「乗興舟」図版14点掲載。


| comments(4) | trackbacks(7) |
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saiさん、点が辛いなぁ。

確かに大袈裟に騒がれすぎとは思いますが、画家としては充分面白さのある人ですよね。
実態も面白味もないのに、騒がれてしまう人の多い世界。平山xxx始め、明治以降の名の通った視覚芸術家の大方が、「有名無実」の輩とすれば、若冲が騒がれるのはまだいいんじゃないかなぁ。いかがでしょう。
とーし (2006/08/01 7:33 PM)
とーしさん、こんばんわ。

平山xxx !I・Hさんですか?(笑)日本画壇の明治、大正、昭和初期って、派閥があったんでしょうか。その派閥の潮流に乗れることも、大画伯への道が開けるのかな?教授選みたいな。

若冲は大袈裟に騒がれすぎ。(笑)
江戸を代表する画家として,若冲を主軸にタイトルをかえて繰り返し。個人画家で、わが道を行く若冲は、江戸文化ではなく若冲文化です。その彼だけをスポットにし、江戸文化の巨匠の脇役をそえる展覧会には少々飽き飽きしている僕なんですが、時代風潮の道具として、芸術性より商業的にされている気がします。

ただ僕もこうして記事に、作品や書籍を紹介するくらい好きな作品があります。とーしさんの『「有名無実」の輩』と比べると、まだいいですね!(はるかに)

ところで、本格的な夏日が続く8月ですが、ご予定は(夏遊び)?

僕は、昨年13連休をとりました。今年はおとなしく3〜4日にわけて、3〜4回ほど、連休を7月後半から8月お盆までにボチボチ消化中。
sai (2006/08/01 11:49 PM)
>時代風潮の道具として、芸術性より商業的にされている気がします

そうですね。そうした類のイライラ、よく分かります。

>日本画壇の明治、大正、昭和初期って、派閥があったんでしょうか。その派閥の潮流に乗れることも、大画伯の道が開けるのかな?教授選みたいな。

画壇というものが、まさしくそのシステムですよね。そして、このシステムのネットワークが日本という国であり、鎖国の時代からずーと続いて
今に至っているのでしょう。
鎖国時代には実に有機能的システムだったのでしょうが、明治以降もそれを踏襲したために我々日本人は、芸術、特に視覚芸術にたいして文盲同然です。
すると、文盲として頼りになるのは肩書きだけ、画壇支配の幼稚芸術が跋扈する下地がめでたく出来上がっているわけですね。

夏休み、楽しくお過ごしください。
私はご存知のとおり山師ですから、特に夏休みというものはありません。
せいぜい草木、虫たちとつきあって過ごすことにします。


とーし (2006/08/02 8:22 PM)
こんばんわ、とーしさん。

>画壇というものが、まさしくそのシステムですよね。そして、このシステムのネットワークが日本という国であり、鎖国の時代からずーと続いて----

なるほど、教授選や政治後継者と同様に、画壇もあったんですね。華道とか茶道とかも家元制度、柿右衛門とかの襲名制度も続いているし。

肩書きだけの大画伯を見極めるような眼識はないけれど、とーしさん見る目は確かだと思う。

きっと、草木、虫たちとのお付き合いが、風情や情緒に磨きをかけるんですよ。僕、飛ぶ虫以外は好きです。
sai (2006/08/03 12:52 AM)









url: http://renessance.jugem.jp/trackback/39
実はSAIが、抱一の『絵手鑑の内蓮池に蛙図』のポストカ ードを手にしているときに
| KAFKA | 2006/08/01 12:44 AM |
僕さ、若冲の作品には「好き嫌い」が激しい。食用に鶏って絞め殺すのがヨーロッパで、日本は、首を鎌で刎ねるらしい。あぁ〜恐ろしい。それでもしばらくは、首なしのまま、元気に走りまわるらしいが、若冲ったらさ、その首なし鶏に見えるような横たわった樽を水墨画で
| XAI | 2006/08/01 1:48 AM |
「若冲幻想 動色綵光(部分)」(Illusion of Jakuchu) 「仙人掌群鶏図」    by 平山 則廣 Artist Norihiro Hirayama
| 変身抄 | 2006/08/01 12:46 PM |
伊藤若冲 菊花図屏風 (部分)
| Life Style Concierge | 2006/08/03 9:24 PM |
鸚鵡が二羽と花の構図は、酒井抱一です。色彩のせいでしょうか。赤、そして背景の濃いベージュ(金色が褪めたよう)が、異国情緒をかきたてます。 白い真綿のような鸚鵡は目を瞑る。 この絵は、海を渡るために描かれたようですね。オランダ、あるいは清との芸術の交
| Life Carrer Counseling | 2006/08/05 6:25 PM |
相国寺の「翡翠図」です。 神気だ、なんだといわれている若冲ですが、確かに鬼気せ
| Stylish-Club | 2006/08/05 11:37 PM |
そろそろ、幽霊・妖怪の話で暑いお盆を迎える季節。 伊藤若冲の異彩には脱帽しますが、それほど関心がありません。あるのは、この福岡市博物館所蔵の「付喪神図」ぐらいです。陽気な妖怪九十九神ともいう「付喪神 つくもがみ」は、古道具が変化したものであったとい
| art⇔Interactive⇔life | 2006/08/11 4:58 PM |

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