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ヴィルヘルム・ハンマースホイ デンマーク大使館
テーブルの花瓶に花を飾る女性がいる室内 1900
ハンマースホイの妻イーダは、美しさに翳りがある。ハンマースホイの妹アナは美しいから可哀相なくらいだ。ところがこの作品の女性は、イーダかアナかわからないほど良く描かれている。
妻イーダと仮定すると、もっとも美しく描かれた1枚ではないか?裸婦として描いた妻イーダも美しい姿のものと崩れた姿と美醜両方を描いている。裸婦の大作としては僕が好きな「アルテミス」がある。
記事 ヴィルヘルム・ハンマースホイ アルテミス、裸婦、集団肖像画
コペンハーゲン国立美術館で2012年春の展覧会は「ハンマースホイとヨーロッパ」。2008年にはロンドンや国内(国立西洋美術館)でも「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展(The poetry of silence)があった。
おさらいしたい方はこちら
Royal Academy of Arts The poetry of silence(2008)
ヴィルヘルム・ハンマースホイ
コイン・コレクター(コイン蒐集家)
ヴィルヘルム・ハンマースホイ
テーブルに二本の蝋燭のある室内(二本の蝋燭)
僕の好みはヒヤシュプルング・コレクションの「読書する若い男のいる室内」とか、イェーテボリ美術館(ヨーテボリ美術館)の「読書する若い女のいる室内」とか、ヘンに無駄な空間もなく、無駄な日常も描かれていないような作品。
記事 Vilhelm Hammershøi ヴィルヘルム・ハンマースホイ
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 1907 個人所蔵
室内(イーゼルとパンチボウル、ストランゲーゼ30番地)
ヴィルヘルム・ハンマースホイ
コペンハーゲン国立美術館(Royal Collections)
画家のイーゼル(ブレズゲーゼ25番地) 1910
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 個人所蔵
画家のイーゼル(ブレズゲーゼ25番地) 1910-13
画家のイーゼルのある室内の画中画は、C.A.ロレンツェンの「4月1日、コペンハーゲンの闘い」の下絵によるJ.F.クレメンスの銅版画。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ ラナス美術館
背を向けた若い女性のいる室内 1905
(C)Exhibition - Because of Hammershøi
Photography by Enamul Hoque
「ハンマースホイのために」 写真展 エナムル・ホーク
「画家のイーゼル」、そしてこの楓のアップした「本を読む女」(本を読むイーダ)にも描かれているロイヤル・コペンハーゲンのパンチ・ボウルは、この作品「背を向けた若い女性のいる室内」にも描かれている。
DANSK magazine (アート&ファッション誌 ダンスク)
AUTUMN WINTER 2010 「偉大なるハンマースホイ」
(C) ANDERS CHRISTIAN MADSEN
デンマークのダンスクは、アンダース・クリスチャン・マセンの「偉大なるハンマースホイ」の写真を2010年に掲載した。ロイヤル・コペンハーゲンのパンチ・ボウルとイーダらしき女性。
(C)Exhibition - Because of Hammershøi
Photography by Enamul Hoque
「ハンマースホイのために」 写真展 エナムル・ホーク
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 画家の家の室内 c. 1900
Interior from the Home of the Artist アテネウム美術館
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 室内 ストランゲーゼ30番地
Interior,Strandgade 30 1905 個人所蔵
下2枚のストランゲーゼ30番地の室内だけれど、アテネウム美術館のタイトルは「画家の家の室内」となっている。2枚の違いは画中画が1枚のものがアテネウム美術館、2枚が個人所蔵。
右がレンブラント(Rembrandt)に帰属していたが、現在はウィレム・ドロスト(Willem Drost)ではないかと言われている「カーネーションと若い女性」の肖像画。これを真似た妻イーダのスケッチ画は、レオナルド(Leonardo)の女性の頭部風に仕上げたとある。
若い女性の肖像、画家の妹アナ・ハンマースホイ 1895
ヒアシュプロング美術館(ヒヤシュプルング・コレクション)
ヴィルヘルム・ハンマースホイには弟スベン、そして妹アナがいる。この二人はよく作品に登場している。僕的な好みとして、妻イーダよりも妹アナの肖像画のほうが魅力的だ。
アナの写真とハンマースホイのアナの肖像画
画家の弟 スベン・ハンマースホイの肖像画 1901
コペンハーゲン国立美術館 (ロイヤル・コレクション)
もうわかると思うけど、ティールスカ・ギャレリー (Thielska Galleriet)にあるハンマースホイの「5人の肖像画」に描かれているスベンと同じ。
なんか書きたいこと、アップできる作品もあるけど、もう面倒になったので、今度にします。
追記 今度→僕の別ブログで新年記事にしました。
記事 ハンマースホイと金子國義 (Vilhelm Hammershoi and Kuniyoshi Kaneko)