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「ペルセウス」 エドワード・バーン=ジョーンズ Edward Burne-Jones
ラファエル前派 / SAI

Perseus and Andromeda(1876)BURNE-JONES, Edward ,Art Gallery of South Australia

「ペルセウスとアンドロメダ」 1876年
エドワード・バーン=ジョーンズ 南オーストラリア美術館


Study Rock of Doom by BurneJones

習作 「運命の岩礁」 1875年頃
エドワード・バーン=ジョーンズ 所蔵先不明



僕はこのエドワード・バーン=ジョーンズは好きな画家ではないけれど、いくつかの作品は好きで、別ブログではヴィーナスを特集した。


The Finding of Medusa; The Death of Medusa (The Birth of Pegasus and Chrysaor); Perseus Pursued by the Gorgons  1875-6

Atlas Turned to Stone; The Rock of Doom and the Doom Fulfilled; The Court of Phineas; The Baleful Head  1875-6

バーン・ジョーンズ「ペルセウス」 1875-76 テート・ブリテン所蔵



本ブログでもいくつか記事にしたけれど、好きなものは限られている。そのなかで南オーストラリア美術館の「ペルセウスとアンドロメダ」が僕の好きなほうになる。

エドワード・バーン=ジョーンズは「ペルセウスの神話集成(ペルセウスの冒険)」を10の連作にしている。

ペルセウス神話集成 10点 The Perseus Cycle (1875-90s) 
エドワード・バーン=ジョーンズ Edward Burne-Jones
習作10点 サウザンプトン市立美術館
(Study in Southampton Art Gallery)
油彩 5点 シュツットガルト州立美術館
(oil at Staatsgalerie, Stuttgart)
別バージョン(Versions of the same subject)

画像は僕が撮影したも(5枚)のと美術書から(3枚)スキャナした。ほか2枚はwiki、サウザンプトン市立美術館画像引用で、10の場面をつくってみた。

これは「ペルセウスの冒険」の作品だ。

1.The Perseus Cycle (1875-90s) oil at Staatsgalerie, Stuttgart by Edward Burne-Jones

ペルセウスの召還 シュツットガルト州立美術館


2.Perseus and the Graiae completed work in oil at Staatsgalerie

ペルセウスとグライアイ シュツットガルト州立美術館


3.Perseus and the Sea Nymphs completed work in oil at Staatsgalerie

武装するペルセウスとネレイス(海のニンフ)たち

4.The Finding of Medusa Study in Southampton Art Gallery

メデューサの発見 サウザンプトン市立美術館

5.The Death of Medusa Study in Southampton Art Gallery

メデューサの死 サウザンプトン市立美術館

The Birth of Pegasus and Chrysaor, full size study in Southampton Art Gallery

ペガサスとクリュサオルの誕生 サウザンプトン市立美術館


7.The Rock of Doom, completed work in oil at Staatsgalerie, Stuttgart

運命の岩 シュツットガルト州立美術館


8.The Doom Fulfilled, completed work in oil at Staatsgalerie, Stuttgart

成敗 シュツットガルト州立美術館

9,The Baleful Head, completed work in oil at Staatsgalerie, Stuttgart

不吉な顔 シュツットガルト州立美術館


10.Atlas turned to Stone, full size study in Southampton Art Gallery

岩と化したアトラス サウザンプトン市立美術館 (C)wiki


第1場面
黄金の雨となったゼウスに犯されたダナエの子ペルセウスは、ゴルゴーンの妹メドゥーサの首を取ってくるよう命じられる。
第2場面
ゴルゴーンの妹グライアイ(ペプレードー、エニューオー、デイノーの三姉妹)にゴルゴーンの居場所を聞き出すペルセウス。
第3場面
ネレイスが届けたアテナ(アテーナー)の楯、ヘルメス(メリクリウス)の翼のあるサンダル、ハデスの隠れ兜で武装するペルセウス。
第4場面
メデューサを発見するペルセウス。
第5場面
メデューサの首を切り落とした瞬間。
第6場面
メデューサの首からポセイドンとの子クリュサオルと天馬ぺガサスが誕生。
第7場面
母王妃の失言で神託で生贄となった王女アンドロメダ。
第8場面
生贄を狙う海獣ティアマトを倒すペルセウス。
第9場面
アンドロメダに水鏡からメデューサをみせるペルセウス。
第10場面
天を担ぐ巨神アトラスを石にかえたペルセウス。


 別バージョン(Versions of the same subject)

’1.The Call of Perseus, by Edward Burne-Jones full size study in Southampton Art Gallery © Bridgeman Art Library / © Southampton City Art Gallery, Hampshire, UK

 The Call of Perseus 
by Sir Edward Coley Burne-Jones, Bt ARA
(C)Southampton Art Gallery

Perseus and the Graiae , study in Southampton Art Gallery

Perseus and the Graiae
by Sir Edward Coley Burne-Jones, Bt ARA
(C)Southampton Art Gallery

The Arming of Perseus or Perseus and the Nereids (Sea Nymphs), study in Southampton Art Gallery

The Arming of Perseus  (Sea Nymphs),
by Sir Edward Coley Burne-Jones, Bt ARA
Southampton Art Gallery(ポスター画像)

The Rock of Doom  Southampton Art Gallery

The Rock of Doom
by Sir Edward Coley Burne-Jones, Bt ARA
(C)Southampton Art Gallery

The Doom Fulfilled   Southampton Art Gallery

The Doom Fulfilled 
by Sir Edward Coley Burne-Jones, Bt ARA
Southampton Art Gallery (Poster ポスター画像)

The Baleful Head, completed study in Southampton Art Gallery © Bridgeman Art Library / © Southampton City Art Gallery, Hampshire, UK

The Baleful Head 
by Sir Edward Coley Burne-Jones, Bt ARA
Southampton Art Gallery (Poster ポスター画像)


エドワード・バーン=ジョーンズ は同じタイトルで何枚も描いている。たとえば「運命の女神の車輪(運命の車輪」なんかは少なくとも7枚あるといわれている。

バーン=ジョーンズのサウザンプトン市立美術館にある「不吉な顔」ははじめて知った。



Series  このほかのシリーズ作品 Edward Burne-Jones

 


 


The Legend of St George and the Dragon
聖ゲオルギウスの伝説(竜の奇跡) 7作品 エドワード・バーン=ジョーンズ




The Legend of Briar Rose
「いばら姫」 2連作ほか 「眠り姫(いばら姫)」 エドワード・バーン=ジョーンズ




Series Pygmalion  僕の別ブログにて
「ピグマリオン」の四連作ニ作品 エドワード・バーン=ジョーンズ




Cupid and Psyche
「クピドとプシュケの物語」フレスコ画連作12点、「クピドとプシュケ」、「プシュケの結婚」ほか エドワード・バーン=ジョーンズ




The Perseus Cycle
本記事「ペルセウス伝説」 エドワード・バーン=ジョーンズ




The Days of Creation
「天地創造」の6日間 エドワード・バーン=ジョーンズ




Romaunt of the Rose
エドワード・バーン=ジョーンズ シリーズ「薔薇物語」
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エドワード・バーン=ジョーンズ Edward Burne-Jones
ラファエル前派 / SAI


エドワード・バーン=ジョーンズ に限らず、ラファエロ前派の独特な色つかいが興味をひく。ただ実際には鑑賞しないとその色彩は異質で、どこかの広告宣伝用のポスターみたいに思う人がいるかも。

でもウィリアム・モリスでのタペストリーは結構いい色で紹介されている。そしてそれがサン=ローランのコレクションだった。

記事 サン=ローランとベルジュのバーン・ジョーンズ
記事 バーン・ジョーンズ  アーサー王と円卓の騎士
記事 YSL&ベルジュのバーン・ジョーンズ(パネル編)

僕のほどほどのお気に入りになる「アーサー王の眠り」は、リンク先記事「アーサー王と円卓の騎士」にある。でも、aleiがアップした「プシュケの結婚」と「三連画 三博士の礼拝:受胎告知」が急上昇した。あのプシュケについてはオリジナルとどこが違うかというと衣装の色。よりはっきりと明るい。だが、あのポスターの色質の悪い明るさではない。すっごく澄んでいる。あのポスターよりマシだよ、aleiくん。

Psyche's Wedding (1895), Royal Museums of Fine Arts of Belgium

aleiの記事 バーン=ジョーンズ 「プシュケの結婚」(美術書から)


僕がほどほどに好きなバーン=ジョーンズの作品は、トップの3天使(三博士)のディティールの作品。その2作品は、僕のなかではどちらも、まずまず。 ちなみに嫌いな作品は多い。何枚も「受胎告知」を描いているエドワード・バーン=ジョーンズだけれど、この「受胎告知」 はどうだろうか。


 エドワード・バーン=ジョーンズ 
「キリスト降誕」 「王と羊飼い」 1888年 カーネギー美術館


Sir Edward Coley Burne-Jones Carnegie Museum of Art


カーネギー美術館所蔵のエドワード・バーン=ジョーンズ 「キリスト降誕」(1888年)、そして「王と羊飼い」(1888年)

Sir Edward Coley Burne-Jones Carnegie Museum of Art


キリスト降誕についてはほとんどの人が知っているので、「王と羊飼い」へ。この作品、羊飼いだったダビデ王を示しているんだろうか。真ん中の樹木が、別なものに見える。

探せば「キリスト教絵画」が多く、「三連画 三博士の礼拝:受胎告知」のほかに、途中で記事にしたくなくなった「オックスフォードの壁画 キリスト降誕」(alei にまかせた)なんかもある。

記事 「
Edward Burne-Jones エドワーズ・バーン=ジョーンズ

でもまぁ東方三博士の礼拝のほうかな。


まぁまぁの見ごたえ エドワード・バーン=ジョーンズ
「クピドの狩」(クピドに囚われたプシュケ)

aleiの「クピドとプシュケ」は連作で描かれた作品。これはシリーズものではないけれど。

これは結構官能的な作品。プリマヴェーラで西風ゼピュロスがクロリスを犯すよりもずっと迫力がある。バーン=ジョーンズは女性よりも男性のほうをエロティシズムな描き方をしていると思う。

Cupid's Hunting Fields, 1885 The Art Institute of Chicago

クピドの狩(クピドに囚われたプシュケ) 1885年 シカゴ美術館
バーン=ジョンズ Edward Burne-Jones


Cupid's Hunting Fields Delaware Art Museum

クピドの狩(クピドに囚われたプシュケ) 1882年 デラウェア美術館
バーン=ジョンズ Edward Burne-Jones


1885年の作品がうえ。下は習作ではないかと思う。このクピド、ボッティチェッリの「プリマヴェーラ」のように、目隠しをしている。ボッテチェッリの記事で言及しているので関心のある方は下記記事から。

記事
プリマヴェーラ
記事 「プリマヴェーラ(春)」  ダンテの神曲の楽園説


;バーン・ジョーンズ コフェチュア王と乞食娘

King Cophetua and the Beggar Maid

コフェチュア王と乞食娘 1884年 テート・ギャラリー
 バーン=ジョンズ Edward Burne-Jones

この作品はバーミンガム博物館&美術館所蔵に水彩の「コフェチュア王と乞食娘」(1883年)の作品がある。(King Cophetua and the Beggar-Maid Birmingham Museum and Art Gallery
題材と作品イメージがよかったと思っている1枚。テニスンの「乞食娘」からと言われているが、バーン・ジョーンズはそれ以前のリチャード・ジョンソンの「乞食と王の歌」にも及んでいると思う。たぶん「聖ゲオルギウスの伝説」は、このリチャード・ジョンソンの「キリスト教圏の七勇士」からではないかと思うようになったから。

記事
バーン=ジョーンズ 「The Legend of St George」(聖ゲオルギウスの伝説)

このテニスンやリチャード・ジョンソンの作品はコフェテュア王が真実の美を求めて至るところが「乞食娘」の美であったわけで、地位も財産もないところにある美への教訓なのかもしれないが、「裸の王様」のようにコフェチュア王を揶揄したくもなる。

「掃き溜めに鶴」を探し出した王。乞食娘を妃に迎えるというのが物語の美談なのだろうか。それならいっそ身分を捨てて乞食娘の夫になる話しのほうが面白い。


 バーン・ジョーンズの自画像 
「嵐」 (シェイクスピア テンペストから)

The Wizard (1896-98), Birmingham Museum & Art Gallery

「嵐」 1896-98年 バーミンガム博物館&美術館
バーン=ジョンズ Edward Burne-Jones


これはシェイクスピアの「テンペスト」の一場面。手前の女性が妖精アリエルなのか娘のミランダなのかがわからないが、半球の鏡面にうつる難破船は、復讐に燃えるプロスペローの企みをアリエルの魔法で「嵐」で襲わせた。

この作品もバージョンがあって少なくともほかに2枚ある。2枚とも。現在は個人所蔵になっているはず。


右の妖精アリエル(あるいはミランダ)もモデルがいるが、左のプロスペローが、バーン=ジョーンズの若き日の自画像だと言われている。


お気に入りになってしまった
エドワード・バーン=ジョーン ズ 「ヴィーナス賛歌」



こんなによかったっけ、この作品・・・。というくらい画像がきれいで、背景もしっかりみえている。左半分をカットした画像をもらった。

記事 エドワード・バーン=ジョーン ズ 「ヴィーナス賛歌」
記事 エドワード・バーン=ジョーンズ  ヴィーナス巡り


ダンテ・ガブリエル・ロセッティの詩「祝福されし乙女」から
The Blessed Damozel
by Dante Gabriel Rossetti ,Edward Burne-Jones




祝福されし乙女 The Blessed Damozel 1857頃-60年
バーン=ジョーンズ Edward Burne-Jones
フォッグ美術館所蔵


ロセッティが若い時代に創作した詩からバーン=ジョーンズは「祝福されし乙女」を制作した。ロセッティはバーン=ジョーンズの10年くらいあとに制作した。

訳は楓 (意訳で最初の部分、短くしてもらっています)
「天上の乙女が金の手すりにもたれていた。黄昏どきの淵よりも、深く沈んだ眼差しで、三本の百合をもち、七つの星を飾っていた。ひるがえる裳裾は花刺繍もなく、聖母にもらった白薔薇だけ。神の御使いにふさわしく 黄金の稲穂のような輝く髪。

いま天上にて再び会えた恋人たちは法悦の名を互いに呼び合い永遠の誓いをたてました。」



中央 祝福されし乙女 The Blessed Damozel(1875-9)
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti
レディー・リーバー・アート・ギャラリー( リヴァプール国立博物館)


She had three lilies in her hand,
and the stars in her hair were seven
---三本の百合を持ち、髪には七つの星をつけ---
この最初の「乙女」の象徴は、ロセッティの二作品に描かれている。バーン=ジョーンズは、天上の乙女を象徴している百合や星は描いておらず、天を囲う金の手すりから地上にいる恋人をいつこの世にくるのか焦がれているところを描いている。(はやく死んでくれということなんだ)

記事 「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
だが僕はもうひとつの別なタイトルのロセッティの作品と比べてみたい。

Golden Water   Princess Parisadé-detail(1858)- Fitzwilliam Museum

黄金の水(detail) 1858年 フィッツウイリアム博物館所蔵
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti


背後の左下にしなだれる花の咲いた枝、左側の赤い鳥はバーン=ジョーンズは黒い鳥に描き、正面を向いている乙女については、ロセッティの詩のとおりに黄金の手すりにもたれている様を横向きに描いている。

ロセッティの作品画像はカタログからスキャンしたものだけれど、こちらと比べるとバーン=ジョーンズが勝ち。


Beatrice 「ベアトリーチェ」 バーン=ジョーンズ ロセッティ 
Edward Burne-Jones,Dante Gabriel Rossetti

 

Beatrice, 1870 Edward Burne-Jones Date:unkown

ベアトリーチェ Beatrice, 1870
バーン=ジョンズ Edward Burne-Jones Date:unknown


「神曲」、「新生」のダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)の心の恋人。はやくに亡くなる。

関連記事 
ダンテの神曲 地獄編トピック 
「プリマヴェーラ(春)」  ダンテの神曲の楽園説

Beata Beatrix, 1872 by Dante Gabriel Rossetti, The Art Institute of Chicago

ベアトリーチェ Beata Beatrix, 1872 シカゴ美術館
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti,


最後はバーン=ジョーンズに影響を与えたロセッティの勝利でおしまい。

ちなみにロセッティはこちら
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ

バーン・ジョーンズ関連記事は次の記事から紹介されています。
エドワード・バーン=ジョーンズ   天上の人々
エドワード・バーン=ジョーンズ ウェヌス・エピタラミア」 
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ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
ラファエル前派 / SAI
人間的な魅力、ロセッティの破壊的な性格がなぜか好きなのだが、画家ロセッティは大嫌い。バーン=ジョンズとどちらの作品が嫌いか尋ねられたら、まちがいなくロセッティ。

そんなラファエル前派嫌いの僕だが、やはり好きな作品はある。

ロセッティではただ1枚のみ。「ベアトリーチェの死とダンテの夢」だけで、とくにウォーカー・アート・ギャラリーのほうが好きだ。


 ロセッティ Rossetti  「ベアトリーチェの死とダンテの夢」
「Dantes Dream at the Time of the Death of Beatrice」


Dante's Dream at the Time of the Death of Beatrice(detail) by Dante Gabriel Rossetti


僕はよくバーン=ジョーンズと比較してしまうが、「いばら姫」を思い出してしまうこのディティール。天使がダンテの手をとり、ベアトリーチェにキスをする部分は、バーン=ジョーンズの「クピドとプシュケ」も思い出す。

Dantes Dream at the Time of the Death of Beatrice(detail)

同じ時期に描いたベアタ・ベアトリクスと同じ赤い鳥


たいてい描きだすのはバーン=ジョーンズのほうが半年から1年ほど先だが、仕上がるのが早いのはロセッティ。だからどちらがどちらを模倣したのかはわからない。

Dantes Dream at the Time of the Death of Beatrice(detail) by Rossetti

天使の矢はダンテに。バーン=ジョンズの薔薇物語に似ている。


先に仕上げたロセッティの作品からバーン=ジョンズが影響されたのかもしれないし、制作途中のバーン=ジョーンズの作品からロセッティがインスピレーションを得たのかもしれない。

Dantes Dream at the Time of the Death of Beatrice(1871)Walker Art Gallery by Dante Gabriel Rossetti 

ベアトリーチェの死とダンテの夢 1871年 (写真画像)
ウォーカー・アート・ギャラリー 
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti


Dante's Dream at the Time of the Death of Beatrice(1880) by Dante Gabriel Rossetti McManus Galleries

ベアトリーチェの死とダンテの夢 1880年
マクマナス・ギャラリーズ
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti

McManus Galleries, Dundee City Council Leisure ante's Dream at the Time of the Death of Beatrice (replica)


詳しいことはわからないが、マクマナス・ギャラリーズでの「ベアトリーチェの死とダンテの夢」はこんなふうに大規模なものらしい。

ベアトリーチェの死とダンテの夢」はテートギャラリーにもある。僕の好きな作品はここまで。


ベアタ・ベアトリクス ベアトリーチェの肖像画
Dante Gabriel Rossetti 「Beata Beatrix」



Beata Beatrix, 1871?72 Dante Gabriel Rossetti The Art Institute of Chicago

ベアタ・ベアトリクス 1871–72
シカゴ美術館所蔵


僕がダンテの記事で使用している作品画像はテート・ギャラリー所蔵ではありません。シカゴ美術館所蔵のものです。あの作品画像は美術書からスキャナしたもの。

「神曲」、「新生」のダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)の心の恋人。はやくに亡くなる。

関連記事 
ダンテの神曲 地獄編トピック 
「プリマヴェーラ(春)」  ダンテの神曲の楽園説

ちなみに、バーミンガム美術館所蔵にも「ベアタ・ベアトリクスがあります。

Beata Beatrix Dante Gabriel Rossetti Birmingham Museums and Art Gallery


ベアタ・ベアトリクス 1877年
バーミンガム美術館所蔵


この別なバージョンがテート・ギャラリーです。

ラファエル前派を取り上げている記事をみて、ほとんど所蔵先が不明で画家や作品の解説をしていますが、バーン=ジョーンズ同様にバージョンが何作品にも及んでいることに区別されていないようです。

モデルは1862年になくなったロセッティの妻エリザベス・シダル。詩人ダンテ・アルギエールの心の恋人だったベアトリーチェに重ねて描かれている作品。

このバーミンガム所蔵のものがエリザベスに一番似ている。

Beata Beatrix  circa 1864-70 Dante Gabriel Rossetti  Tate

ベアタ・ベアトリクス 1864-70年
テート・ギャラリー所蔵


ダンテは「神曲」、「神生」でベアトリーチェを賛美している。この作品はダンテの新生 (La Vita Nuova)からの引用。

ロセッティにとってベアトリーチェと詩人ダンテの関係は理想だったのだろう。

鳥は死の御使い、芥子の花は白だと言われているが花言葉は「忘却」と「眠り」だが、とくに白い芥子の花がその言葉を示すらしい。

バーミンガム美術館所蔵のものと反対の色使いで、シカゴ美術館所蔵のものと芥子、鳥が同じ色調になっている。ロセッティ自身の懺悔とも思われる作品だが、ベアトリーチェがある瞬間に魂が天上へと昇るさまを描いたといわれている。それを「精神の変容」というらしい。

ちなみにジュリー・ハーンのアイビーはこのロセッティの作品からインスピレーションを得たとされている。


ロセッティ 「祝福されし乙女」
Dante Gabriel Rossetti 「The Blessed Damozel」

ロセッティが若い時代に創作した詩からバーン=ジョーンズは「祝福されし乙女」を制作した。ロセッティはバーン=ジョーンズの10年くらいあとに制作した。

「The Blessed Damozel」by Dante Gabriel Rossetti Fogg Art Museum, Harvard, USA祝福されし乙女 
The Blessed Damozel(1875-8)
フォッグ美術館所蔵

ロセッティ 
Dante Gabriel Rossetti

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全体像に変わります。

「祝福されし乙女」by ロセッティ (訳は楓のものを要約)

第1歌~第4歌
「太陽が輝くその頃。天上の乙女が金の手すりにもたれていた。黄昏どきの淵よりも、深く沈んだ眼差しで、三本の百合をもち、七つの星を飾っていた。ひるがえる裳裾は花刺繍もなく、聖母にもらった白薔薇だけ。神の御使いにふさわしく 黄金の稲穂のような輝く髪をなびかせて。

いまこの天上にて再び会えた恋人たちが永遠の名を互いに呼び合い誓いをたてる。だが乙女の待ち人の宿命の炎は消えていない。

地上の時は激しい川のように流れるが、天上の乙女の時は迷い子のように思い出せない。」

「The Blessed Damozel」by Dante Gabriel Rossetti ( 1875-9) Lady Lever Art Gallery

祝福されし乙女 The Blessed Damozel(1875-9)
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti
レディー・リーバー・アート・ギャラリー( リヴァプール国立博物館)


She had three lilies in her hand,
and the stars in her hair were seven
---三本の百合を持ち、髪には七つの星をつけ---

この最初の「乙女」の象徴は、ロセッティの二作品に描かれている。

第5歌〜最終歌
「竪琴の音色に天使の行列。乙女は天上の聖歌を歌う。主よ、光の輪を授けたまえ。主よ、永久の誓いを授けたまえ。主よ、二人に光の泉を与えたまえ。主よ・・・、主よ、二人の愛の巣を授けたまえ。

Sancta Lilias 1874 by Dante Gabriel Rossetti Tate

天上の乙女 1874年 テート・ギャラリー
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti


月が輝くその頃。天上の乙女が金の手すりにもたれていた。手には眠った百合の花。金の囲いのその下は、乙女の涙の川となる。」

ワーグナーがミレイのオフィーリアを作曲したように、ロセッティの詩「祝福された乙女」もクロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)が作曲する。

ミレイ 「オフィーリア」の音楽: KAFKA


ワーグナーの影響が残っているカンタータの「選ばれし乙女」がそれ。ドビュッシーは詩からインスピレーションを得るようで、ヴェルレーヌやボードレールを作品化している。

画壇での交流は
印象派。ドビュッシーが英国のラファエル前派の詩を読むということは、マラルメあたりが翻訳したのかな。

祝福されし乙女のどちらの作品か確かめていないが額縁の雰囲気からレディー・リーバー・アート・ギャラリーのものを選んだ。


何かというと、あのホイッスラーが孔雀の間をつくったF・R・レイランドの邸宅のドローイングルームに少なくとも7点は装飾されていたらしく、「祝福されし乙女」とロセッティのプロセルピナ(1881-82)、ムネモシュネ(ムネーモシュネー)1881年が左右を飾っていたという。

二作品はこちら
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ Dante Gabriel Rossetti

写真はこちら
詩人ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの絵画

さてあの世から祈りを送られている男性はこんな人。画像は大きくなります。ファーストバージョンから。



オフィーリアのように水辺の木の下で天上を仰ぐこの人。いまだ「祝福されし乙女」が忘れられない様子を描いている。


ラファエル前派の絵画作品は、ランボーのみならず、日本の文学にも影響を及ぼしている。ミレイのオフィーリアは小林秀雄の「おふえりや遺文」、夏目漱石は「草枕」に取り上げた。

ミレイ オフィーリア 夏目漱石、小林秀雄、ランボー(中原中也)
オフィーリア  Ophelia
ミレイのオフィーリアから Millais's Ophelia
「オフィーリア 水の精 花の女神」
「モダンヌ・オフィーリア ランボーのオフェリア」

夏目漱石はロセッティの「祝福されし乙女」を「夢十夜」に取り上げている。


 ロセッティ 「祝福されし乙女」 夏目漱石「夢十夜」

「こんな夢をみた」ではじまる漱石の「夢十夜」の第一夜から。

---(略)---
「死んだら埋めてください。大きな真珠貝で穴を掘って。そうして天から来る星のかけらを墓標において下さい。そうして墓のそばに待っていてください。また逢いに来ますから。」

「百年待っていてください。」

そうしてその通りのことがおきる。それでもまだ100年はこない。次は後半を要約。


study for lovers in The Blessed Damozel, 1876  Dante Gabriel Rossetti

習作 祝福されし乙女(1876) フォッグ美術館 銘文は ↓

Around her,, lovers, newly met 
'Mid deathless love's acclaims, 
Spoke evermore amongst themselves 
Their rapturous new names.

Sandro Botticelli

Sandro Botticelli 神秘の降誕からインスピレーションを得た


「青い茎が伸びてきた。すらりと揺らぐ茎の頂に、心持首を傾けた細長い一輪の蕾がふっくらと花びらを開いた。真っ白な百合の花が匂うと遥かの上から露が落ち、その露の滴る白い花びらに接吻した。遠い空をみたら暁の星がたったひとつ瞬いていた。「百年がきたんだな」とこのときはじめて気が付いた」


バーン=ジョーンズ 「祝福されし乙女」
Edward Burne-Jones 「The Blessed Damozel」




祝福されし乙女 The Blessed Damozel 1857頃-60年
バーン=ジョーンズ Edward Burne-Jones
フォッグ美術館所蔵


バーン=ジョーンズは、天上の乙女を象徴している百合や星は描いておらず、天を囲う金の手すりから地上にいる恋人をいつこの世にくるのか焦がれているところを描いている。(はやく死んでくれということなんだ)

この作品画像はfu-の記事で使用していたもの。ラファエル前派とモードを記事にしている。

ラファエル前派 モードと芸術

さてこの作品なんだけど・・・。


 ロセッティ 「黄金の水」


Golden Water   Princess Parisade-1858- Fitzwilliam Museum

「黄金の水」 1858年
フィッツウィリアム美術館所蔵
ロセッティ Dante Gabriel Rossetti


バーン=ジョーンズはロセッティの詩「祝福されし乙女」から作品を制作したのは1857年。ロセッティは翌年にこの「黄金の水」を制作。3年後にバーン=ジョーンズは完成させた。

尾の長い赤い鳥と黒い鳥。正面と横向き。そして背景の花が茂る枝は同じく左下にしなだれている。

どうなの?


ロセッティ 詩人ダンテとベアトリーチェ
Dante Gabriel Rossetti

 
ダンテ・ガブリエル・ロセッティはおなじダンテの名をもつこのダンテ・アリギエーリに愛着をもっていたようだ。

The Salutation of Beatrice  (1859 )by Dante Gabriel Rossetti  National Gallery of Canada

ベアトリーチェの会釈 1859年(写真画像)
カナダ国立美術館所蔵 ロセッティ Dante Gabriel Rossetti


Paolo and Francesca da Rimini (1855) tate

パオロとフランチェスカ・ダ・リミニ 1855年
テート・ギャラリー蔵 ロセッティ Dante Gabriel Rossetti


これはダンテの神曲地獄編の第5歌のシーン。これは過去記事にパオロとフランチェスカをトピックしている。「ダンテの神曲 地獄編トピック」から。

Dante Designs an Angel on the First Anniversary
of the Death of Beatrice, 1853 Ashmolean Museum, Oxford, UK

ベアトリーチェ一周忌に天使を描くダンテ 1853-54
アシュモレアン博物館 ロセッティ Dante Gabriel Rossetti



ちなみにロセッティの関連記事はこちら

不思議の国の世紀末

ダンテ・・ゲイブリエル・ロセッティ 聖告(受態告知
見よ、我は主のはした女なり (聖告) 1849−50
聖告 1855年 個人所蔵
聖告 1859年 フイッツウィリアム美術館
聖母マリアの少女時代 1848-49年

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ  Dante Gabriel Rossetti
プロセルピナ(1881-82) テートギャラリー
ムネモシュネ(ムネーモシュネー)1881年 デラウェア美術館
ウェヌス・ウェルティコルディア 1864-68年
ウェヌス・ウェルティコルディア 個人所蔵
シリアの女神アスタルトまたはシリアの女神アスタルテ
 
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 無声の絵画 詩と文学
海の呪文 1877 フォッグ美術館
フィアンメッタ(フィアメッタ)1878年 ロイド=ウェバー コレクション
ロマン・ウィンドゥ(マネス神のために) 1874年 ポンセ美術館
レイディ・リリス 1867年 テキサス大学所有
レイディ・リリス 1867年 メトロポリタン美術館蔵
レイディ・リリス 1868年 デラウェア美術館蔵
トロメイ家のピーア 1868-80年 スペンサー美術館
ラ・ギルランダータ 花飾りの女 1873年 ギルドホール美術

詩人ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの絵画
習作 美しき手(ラ・ベッラ・マーノ La Bella Mano)
美しき手(ラ・ベッラ・マーノ La Bella Mano)
ルクレツィア・ボルジア 1860-61
レヴェリー(夢想あるいは幻想)1868
The Daydream, (白昼夢)1872-78
The Day Dream, (白昼夢)1880
アウレア・カテナ(黄金の鎖)
ラ・ドンナ・デッラ・フィネストラ(窓辺の淑女)
ジェーン・モリスの写真
「婦人の肖像画」
F・R・レイランドのドローイングルーム
ヴェロニカ・ヴェロネーゼ 1872
パルミフェラの巫女(シビラ・パルミフェラ)
「扇をもつ婦人」 バーミンガム美術館
アレクサ・ワイルディング
習作 メデューサの容貌
メデューサの容貌

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